いじめについての一考察

いじめに歯向かうのは、勇気がいる。

立てなくなるまで殴られても相手の足にすがりつき、噛み付く。
椅子をなげたり、机を投げたり。
やられるたびにやり返す。
それができたのは、高3になってからだった。

小学校時代は無理だった。
あまりにも飛び抜けて小さくひ弱で、歯向かうにも限度があった。
一番ひどい時は、ジャイアントスイングを何回もかけられ、階段からそのまま落ちたこともある。
中学時代はやり過ごそうと、一切口をきかず感情を殺した。あれはあれで生きた心地がしない。

大学時代の研究室のいじめは陰湿だった。女子っぽい。
先輩からのいじめだからタチが悪い。逃げられず悩み。頼りにしていた教授が海外に三年行くことになり、メインの研究の取りまとめを頼まれるも四面楚歌で、精神的にもたなかった。

人生にはたくさんの試練がある。
試練に出会うかどうか、それにどう対処するかも人それぞれだ。
試練をチャンスに変えることができる場合もあるし、深い傷を残すこともある。
試練に出会わずに、チャンスをつかみ成長していく場合だっていくらでもあるとも思う。


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