春を謳う
桜花の匂うばかりの気高さよ
あふれる花精が
私の胸ではじける
めぐり来る軌道の
たった一つの交点で
あなたの優しさに触れるのだ
光を透した花弁から
いまわの幸せを飲むのだ
着流し老境者の独眼的随想集―自己との対話
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