VHSビデオテープをDVDにダビングしながら、一つ一つの画面を思い起こしていた。
最後のテープは『NEWYORK TERRO』衝撃的な同時多発テロ事件である。
再現シーンも交えて機内の様子などもリアルに描かれていた。
2001/9/11貿易センタービルに激突する瞬間の実写には、今更ながら驚きの衝撃が新たに甦る。
思えばこの事件がきっかけで、イラク、アフガンへとアメリカの戦争が拡大して行ったのだ。
当時の小泉首相は即座にアメリカの行動に理解を示したが、後味が悪かったな。
イラクのサダム・フセインは哀れな最期を迎え、『大量破壊兵器は無かった』と判明し、
開戦の大義はウヤムヤに、、、
当時の中東は激動的だった。攻める方も守る方も疲弊して行った。
そしてパキスタンに至って、ニューヨーク世界貿易センタービル爆破の主犯が、
米軍によって射殺された。
こうしてテープに残された記録が、歴史の断片として過去の問題かと言えば、
いや、そうではない。
今なお大きな世相のうねりを描いて、今日の世界の姿として引きずっているのだ。
歴史の主役は大国にあらず、地球の自転とともに移りゆく時間<文明の推移>
であり、経済圏の中心の移行なのだ。