今日8月13日は旧暦の7月18日にあたる。今の私たちには旧暦と言ってもピンときません。昔からの節目ごとの行事は本来旧暦で行われてきたもの。新暦で行われているのが殆んどという東京の奥座敷では、8月15日の盆も新暦で迎えます。
季節感からすれば汗も流れる残暑の候ですから、じっくりと先祖を迎える戸口にも立てません。それでもショッピングモールの食品売り場では、「おはぎ」が半額で特売中でしたので買ってきてお供えしました。
霊前と仏前という変則的な精霊の迎え入れですが、神道形式の私と禅宗形式の妻の双方を尊重した結果、狭い部屋ながら霊界仲よく安置させていただいております。
妻には身寄りがいないので母親の亡くなった後、仏壇を引き継ぎました。
私の両親の写真を飾ったライティングデスク上の霊前には、愛犬タローの位牌もあります。妻の母親の仏壇は少し離れた和箪笥の上に置かれ、早世した息子たちと一緒に眠っています。
盆が来ると生前に交わった方々の顔が浮かびます。自分の成長に係わってくれた忘れえない恩人も、訳有りの友であったOCNの彼も、今となっては懐かしい。