嵐の前の静けさか・・・風もなく、霧雨がベランダの床を濡らしている。
気温はいつもの朝より低く、どんよりと重い空気が辺りを包んで、やがて来るであろう破天荒な予兆がしないでもない。
そこかしこの果実は青く、秋の熟成へと静謐な時の中にある。
自然はかくも二面性を湛えながら、われら人間の上にも時の来るのを待っている。
一日の暮らしを送るにも、さて何を為すべきか、、、
若い時のように羽を伸ばすわけにもいかず、手短なところの所作として菜園や、家具調度品の手入れ補修、そして新聞をくまなく読み、積読に近い書棚の本を時折取り出したりしている。
人は歳と共に群れから離れ、『個』の世界へと重心を移していく。
自然がより近くに迫って風雪の中に衣を剥いでゆくのだ。
たとえ世界が乱気流に呑まれて逆立ちしようとも、「自然とともにいる」姿は美形だ。
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