<世にもおぞましい現実がある>身体障害者や知的障害者は一般的にいって外見上から認知しやすいし社会的な保護も受けやすい。一方精神障害を患っているが医療施薬によって何らかの仕事に従事されている方は、外見上は普通の人と変わらない。故にストレスをもろに被やすく、場合によっては入退院を繰り返す事にもなる。従って職場はだんだん遠のいていき、社会復帰のための施設と医療機関を並行して通う期間も長くなる。という一般的な傾向を見てきた。問題は様々な暗部が潜在していることである。日本の精神医療は民間が殆どを占めており、全てが良心的に患者の治療に当たっているわけではない。中には営利を優先して患者を心理的に追い詰め、症状を重くする社会福祉施設とタイアップして入院を受け入れるクリニックもある。直接的には見えないだけ精神医療の暗部は深い。恐らく米国においてはあり得ない、許されない病院経営が日本ではまかり通っているのだ。ストレス社会が叫ばれて久しい今日、精神疾患患者は今後も増えるだろう。民間医療施設にメスが入らなければ、将来において目を覆う醜態が日常化する恐れがある。役所の窓口ではなかなか対応できない問題なのが気になる。
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