高齢者のコロナワクチン接種が始まっている。地域に差があるものの、来週早々から予約受付となっている我が地域では、ワクチンの数量が少ないので奪い合いの様相が予測される。
変異株も蔓延するなかで一向にワクチンの提供が明示されないのだから、当然の成り行きではないか。我が国のコロナワクチン開発が遅れた背景には、安倍前政権でのコロナに対する認識の甘さがあったと云わざるを得ない。コロナよりも経済優先に走り、ゴートー云々に2兆円も投じながら、ワクチン開発予算は微々たるものであったから、開発先進国の後塵を拝して輸入に頼った結果が今日の様相である。あのトランプでさえコロナ開発に1兆円規模の予算を組んだのに対して、安倍政権では何をやっていたのかと先見の差違を感じてしまう。
では、経済の復興がなったかと言えば、すでに結果が明かに示している通り、第4波感染の波に窒息しそうである。残ったものは感染者の増大と変異株の蔓延の兆し、そして入院患者が増えて病床が逼迫している地域があることで、3回目の緊急事態宣言を発令するに至った。管さん自身が安倍政権の影の宰相だったのだから、政権が変わってもやっていることは同じで、見ている側には歯がゆさも残る。根本はコロナの蔓延防止と撲滅にあるのであって、最初から徹底してやるべきだった。