暴力は暴力を生む、完全に相手を叩いたとしても争いの根は残る。ウクライナやパレスチナの惨状は、後々の新たな火種を抱え込んだまま着地点が決まらないでいる。彼方での戦いと言えば、徹底的に敵対者を殲滅し敗者への情は無用としているのだから、冷酷非情の戦争状態は遂行者にとって当然視されるのだろう。だが、運命は自分たちのしたこと、してきたことが因となって、やがて自分の身に降りかかる作用を持っている。幾世代のうちには予測もつかない結末だってあり得るのだから、単なる運命論ではない宿命的な人間の業が、身の破滅に導くときもあるではないか。イスラエルのネタニヤフの強引さは、傲慢ともとれる一方的な民族虐殺に傾いている。我ら日本人から見れば、パレスチナ人を地中海に葬りこんでパレスチナの文字を消したいのでは?と思うほどだ。イスラエルがユダヤ人と称してアウシュビッツの悲劇を体験し、世界の同情を買ったとしても、パレスチナの地を占拠してパレスチナ人を追い払うごとき行為は、盗賊まがいの破廉恥な行為である。ハマスの犯行は侵略者に対するレジスタンスで、イスラエル建国がなかったら起きていなかったことを思えば、問題の核心が何処にあったかがわかるではないか。
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