conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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夏到来

2020-08-02 22:07:47 | 随想
今日は土用丑の日、梅雨明けの宣言も出た後で、カラッと晴れた夏空が食欲をそそる趣向を添えている。ビールも美味しいだろうな。わが家の丑の日のメインは、解凍鯖にウナギのたれを掛けて炒めた「もどきウナ鯖」が、ここ2年ほどの定版となった。ウナギのたれが結構胃袋を騙してくれるので、敢えて反論はしない。

梅雨が明けた今、コロナ禍の閉塞的空間に身を置いている疾患者や入所者の方々には、夏到来の実感も湧いてこないと思うけれど、誰にとっても今年の夏は、変則的で消化不良の行事日程を消化していかなければならないという、気の重い消夏法を突きつけられている。お中元の送り届けも済んで、この先には夏祭りや納涼花火大会と続いて、盆の送り迎えがある。地方出身者にとって3密を避けながらの帰郷は難事だと思う。列車で行くには、密閉された箱の中で感染の危険性が高まるし、車で行くにしても若いなら兎も角、年配者の運転では無事に帰って来る自信も保証もないのだから、まして新盆ともなれば尚のこと、想いも散り散りに肉親の面影を浮かべて、ハンドルさばきが怪しくなるのは必定。ここに来てコロナ感染の拡大も足かせとなり、Go Toトラベルキャンペーンの動きを制止して・・・と云うより都民は爪弾きにされたので、どのみち足止めを食うのだから帰郷は無理となる。家に閉じこもり、することには限りが有るけれど、それなりの趣味や娯楽で一日はあっと言う間に過ぎてしまう。ここが若者との違いで、じっとして居られない若者たちが、気の毒にも感染率を上げている。

 
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