このグラフは、鈴鹿市応急診療所の市外受診者についてのグラフになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/d5/38313fbfe0a5ddb7046fe5f02f6714d9_s.jpg)
このグラフを見て頂くと、鈴鹿市応急診療所において、全体の利用者増と同じ傾向を示しているのは、亀山市からの受診者と、県外受診者となっています。
逆に、四日市市と津市の受診者が減少しているのは、平成20年以降、県の方針もあって、小児科が総合医療センターと三重病院に集約されたことで、そちらへ患者の方々が流れていることが考えられます。
増加している2つの要因の、県外受診者について、鈴鹿市には鈴鹿サーキットという観光地があること、また、市外で居住している鈴鹿出身の方々の帰省ということが、その増加の要因と考えられます。これはある意味で、市内の利用者増と相関関係があると考えられる部分でしょう。
しかし、課題と考えられるのは、亀山市からの受診者が急増していることです。人数的には、鈴鹿市の10分の1の約800人とはいえ、応急診療所の負担増となっていることは間違いないところです。
また、応急診療所でこのような傾向がみられるということは、鈴鹿市内の高木病院・塩川病院・村瀬病院の1次救急と、鈴鹿中央・回生の2次救急病院についても、救急搬送などで似たような傾向があるのではないかと考えられます。
1次救急病院と2次救急病院、応急診療所と鈴鹿市からはそれを支えるために、相応の税を投入しています。しかし、お金の問題だけでなく、地域医療の現場が疲弊したらどうなるか…、地域医療の崩壊が進んでしまうのではないかという懸念が出てきます。
ここで考えられるのは、
①亀山市に自己完結できる地域医療体制の構築を求める。
②鈴鹿市の医療資源を使っていることを、亀山市民の方々にも認識を深めて頂く。
という大きな流れが2つあると考えます。
この2つの流れのうち、現実的に考えて、②の流れが鈴鹿市と亀山市にとって進む道だろうと考えます。
なぜなら、鈴鹿市と亀山市は介護保険で広域連合を形成しており、その場ではこれから在宅介護・在宅医療という形で、地域医療とより密接になっていくと考えられるからです。
自治ということからすれば、鈴鹿市も亀山市もそれぞれ自治体として、独自の魅力ある自治体運営を行うことはもちろんだと思いますが、地域医療の領域においては、独自の自治ではなく、両市における地域医療のあり方を共有し、地域医療資源を守るという観点で取り組むべきだと考えるところです。
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このグラフを見て頂くと、鈴鹿市応急診療所において、全体の利用者増と同じ傾向を示しているのは、亀山市からの受診者と、県外受診者となっています。
逆に、四日市市と津市の受診者が減少しているのは、平成20年以降、県の方針もあって、小児科が総合医療センターと三重病院に集約されたことで、そちらへ患者の方々が流れていることが考えられます。
増加している2つの要因の、県外受診者について、鈴鹿市には鈴鹿サーキットという観光地があること、また、市外で居住している鈴鹿出身の方々の帰省ということが、その増加の要因と考えられます。これはある意味で、市内の利用者増と相関関係があると考えられる部分でしょう。
しかし、課題と考えられるのは、亀山市からの受診者が急増していることです。人数的には、鈴鹿市の10分の1の約800人とはいえ、応急診療所の負担増となっていることは間違いないところです。
また、応急診療所でこのような傾向がみられるということは、鈴鹿市内の高木病院・塩川病院・村瀬病院の1次救急と、鈴鹿中央・回生の2次救急病院についても、救急搬送などで似たような傾向があるのではないかと考えられます。
1次救急病院と2次救急病院、応急診療所と鈴鹿市からはそれを支えるために、相応の税を投入しています。しかし、お金の問題だけでなく、地域医療の現場が疲弊したらどうなるか…、地域医療の崩壊が進んでしまうのではないかという懸念が出てきます。
ここで考えられるのは、
①亀山市に自己完結できる地域医療体制の構築を求める。
②鈴鹿市の医療資源を使っていることを、亀山市民の方々にも認識を深めて頂く。
という大きな流れが2つあると考えます。
この2つの流れのうち、現実的に考えて、②の流れが鈴鹿市と亀山市にとって進む道だろうと考えます。
なぜなら、鈴鹿市と亀山市は介護保険で広域連合を形成しており、その場ではこれから在宅介護・在宅医療という形で、地域医療とより密接になっていくと考えられるからです。
自治ということからすれば、鈴鹿市も亀山市もそれぞれ自治体として、独自の魅力ある自治体運営を行うことはもちろんだと思いますが、地域医療の領域においては、独自の自治ではなく、両市における地域医療のあり方を共有し、地域医療資源を守るという観点で取り組むべきだと考えるところです。