鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

台風一過で思うこと

2013年09月16日 21時59分43秒 | Weblog
今回の台風は、多くの地域に豪雨被害をもたらしましたね。
被害に遭われた方々や地域が、一日も早く復旧されるよう願うばかりです。

今回の台風で考えたのですが、フェイスブックなどで災害の状況などが書き込まれ、他地域のことも含めていろいろとわかり便利だったのですが、鈴鹿の全体的な状況はつかみにくく、そこに改善点があります。
そこで、リアルタイムで市内の状況について情報を収集して整理、そして地図を使い公開するシステムを構築するか、もしくは、既存のシステムがあればそれを活用することを検討する価値があると思います。民間の事業者でも行っていることですから、不可能ではないと思います。

昨年の豪雨の際もそうだったのですが、少なくとも、天気が安定する頃には、行政だけでなく市議会議員も含め、市内の災害状況がデータとして手に入るようにするすべきです。もちろん、データ形式はオープンデータで行うということで。そのようにして情報を共有すれば、復旧などの対応についてもより効率的になるでしょう。また、行政だけでなく議会も、災害リスクに対しての予防や低減の戦略について、より多方面からの知恵を得ることができると考えられますし、対応も早くなる事は間違いないと思います。

また、データが蓄積されていけば、アプリなどを活用して、天候などによる移動のリスクや、危険と予想される箇所を、地図上で表示できるようになるでしょうし、そうすれば個々人のリスクマネジメント意識の向上にもつながると思います。そしてそれは、都市のあり方をデザインする際に有用なはずです。

ただし、このようなシステムについては、鈴鹿市独自のシステムとするよりも、三重県内の市町共通のシステムとすべきことです。ということは、三重県がシステム構築について主導すべきと思います。そのための財源については、来年度から10年間、災害対策として県民税が五百円増税されるのですから、それを充当すれば不可能ではないと思います。

だからと言って、県が動くまで市は様子を見るというのではなく、鈴鹿市から強く発信すればよいと思います。
県議会議員の方々は、もうこのようなことを考えていらっしゃるか、検討されているかもしれないと思いますので、もしそうなら申し訳ありません。
コメント
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