Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

横濱1. 元町公園界隈

2008年09月11日 | Yokohama city
 少し我が町横濱をテーマにしておこう。東京生まれの私が横濱というのも少し変な感じであるが、1代住めば「ハマッコ」であり、東京の3代住めば「江戸っ子」よりは、身軽なところが横濱の良さである。つまりは、東京に住めないから、押し出されて横濱に住み着いたという言い方が、正しい。
 横濱の範囲も西へ意外に広がっており、私が歩く範囲は、精々京浜東北線沿線の至極一部である山手や元町界隈に限られている。この辺りは、しばしば散歩する。もちろん観光スポットでもあるが。
 1970年頃から横浜市は都心機能強化事業を多数行ってきており、そのおかげで、山手から横濱駅にかけてのウォーターフロント開発や多彩でユニークな事業整備が盛んに行われてきた。横濱は、全国自治体に先駆けたまちづくりの発祥といってよい。都市の計画やデザインを教える私の立場としても、こうした都市に住み着いていることは、何かと便利であった。なにしろ開発事業の素材が、街中に多数あったから、講義の教材を集めるにのは、大変都合がよかった。

EOS Kiss Digital,SIGUMAf3.5-5.6/18-125mm
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番外編40. レンズメーカー

2008年09月10日 | Yokohama city

番外編で40回も続けてしまった。そうなると番外ではない。今日、明日と原稿におわれており、あまりブログどころではないのだが、なかなか寝付かれないので、書いている。
 皮肉なことに忙しいときに仕事は集中する。その逆もある。およそ何もすることがない日々が続く。多分少し涼しくなってきたから、いろんなことを考えつくのだろうか。おかげて少し忙しい。そうなると我が儘なモノで、何もしたくなくなるというのが、こちらの頭だ。なかなか私の頭には、合わせてくれない世の中の都合があるようだ。
 今日はキャノンで撮影した画像を貼り付けた。彩度の高い色は、結構よくてでいると思われる。この辺りがキャノンの特徴なのだろうと納得している。といってレンズはSIGUMAなのだが。画像は、キャノンの撮影素子のカラープログラムで作成されるので、レンズはメーカーを選ばないようだ。

Canon EOS Kiss Digital,SIGUMA F3.5-5.6/18-125mm

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番外編39. 無題

2008年09月05日 | Yokohama city

 明日から、また大学の雑事が続く。原稿がいろいろとあり、締め切りが気になる。さらに今月は院生達をつれて学会にゆかなければならないので、何かと雑用が多い。夏休みをバイトとレジャーで堪能しているのは学部生だけであり、それ以外は、院生らも含めみんな普通に仕事!それが日本の常で・・・。こんなことを書くと、世知辛くていけない。話題を変えよう。
 今日は、マクロプラナーで風景を撮影した写真を掲載した。予想通りシャープ感や透明感がある。なかなか使えそうだ。今後に期待。ところで、このブログで使用している大方の写真は、jpgファィルで撮影し未修整で掲載している。しかし写真は、あまり機材にこだわっても、被写体次第の側面もある。そう考えたら話題が先に続かない。
 話題を変えたが、話が先に行かないのであれば、もはや書くこともなかろう。タイトルはどうしょうか? 「無題」というのがあった。一度は使ってみよう。

Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm

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番外編38. ミニアチュール

2008年09月04日 | Yokohama city

もうじき秋分を迎えると、夜の時間の方が長くなる。そんな夜は、ミニアチュールなどを演出し、マクロレンズで撮影することを楽しみたいと考えている。そんな期待感もあり、撮影の練習をしていた写真がこれ。実はこの写真は、夜ではなく昼間に撮影している。マクロレンズは被写界深度が浅いため、どこに焦点を合わせ、どれぐらいの絞りにするかで、絵も多彩に異なってくるところが面白い。
 この撮影のときにファィンダーでピントを合わせ、ライブビューで確認したら、ピントが少しずれていたことがわかった。カメラのライブビューは、意外に正確だということを再認識した。やはり大きな画面で確認すべだ。
 そう言えば。仕事柄学生達に、町並みや建築の模型を制作させている。このようなモチーフも時間をかけて撮影すると、面白いのかも知れない。もちろん三脚必須でスローシャッターとなるが。だが他人のデザインでは、今一か。どうせならば、自分のデザインでゆくかと考えたが、模型の制作に時間がかかりすぎる。なかなか痛し痒しではある。
 ツァイスのマクロプラナーは、シャープ且つ厳密というか、撮影者の意図通りに撮してくれる。言い訳のできない、なかなか手強いレンズだと思った。

Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm

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番外編37. マクロ・プラナー

2008年09月03日 | Yokohama city

撮影機材の話題・続です。今回はカールツァィスのマクロ・プラナーについてメモしておこう。焦点距離100mmがAPS-Cサイズフォーマットでは150mmと半端な値になり、少し望遠すぎて使い勝手が良いとはいえない。だかなんといっても描写力がある。身近なモチーフを、手持ちで撮影したお気楽なカットをあげておいた。使いこなすまでには、しばらく修練を必要とするかのような、レンズである。そのために、あまり撮影に持ち出す機会がいまのところ少ない。だが捨てがたい味がある。
 このようなレンズがあると、機会を選んでじっくり使いこなしてみたいと思う。ところで、そんなプロダクトというのが、実は最近少ないのではと思われる。入手したら即乱用し、飽きたら捨てる、といったプロダクトが多い。そうしたプロダクトが次第に身の回りにたい積してゆく。捨てるのもままならない時代であるから、できるだけ長く使える必需でいきたいと思う。
 そんなことを考えたのも、実は先ほど10パイ近くのゴミを捨ててきたからかもしれない。

Fuji FinepixS5pro,Macro Planer F2/100mm

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番外編36. オールドニッコール

2008年09月02日 | Yokohama city

 撮影機材の話題を続ける。今日は古いニッコール・レンズとデジカメについて。ここにあげたカットは、Nikkor -P・C Auto F2.5/105mmという40年程前に製造されたガウスタイプ構造を持つレンズである。これをFuji FinepixS5proにつけて撮影した。撮影結果は、シットリと落ち着いた素晴らしい描写である。新しいレンズもよいが、こうしたデジタル化以前のレンズの中には、現在でも優れた製品がみられる。そんな様々な古いレンズの描写力を、デジタルで楽しむという点でも、マウントの変わらないニコンのレンズは興味深い。
 オールインワン・パッケージの家電は別として、システムで販売されたプロダクトで、何十年も使い続けられるという商品は、意外に少ないのではないかと思われる。私の場合、ニコンFの時代に始まり、ニコンのワンナンバー・ボディを使い続けてきたが、システムのいくつかは、デジタル化の今でも利用できる。それだけ機材の工学特性は、あまり変わらないのだろう。流れゆく風景を1枚の映像に記録するという撮影行為自体が、昔から変わらないので、工学的特性もあまり変化してゆく必然性が少ないのだろうと考えている。
 今朝の日経新聞では、機材メーカー各社の利益率低下が報じられていた。デジタルカメラも世界で一巡したのではないかと、思われる。媒体が変わったことで、短い時間の中でデジタルデバイドは達成されたが、機材構造そのものが大きく変わったわけではない。一体ここ何年かの騒ぎはなんだったか。
 これからは、少し丹念に、これまでの遺産の味を楽しみたいという気分になる。尚ここでとりあげたレンズの評価は以下にある。
http://www.naturfotograf.com/index2.html

Fuji FinepixS5pro,Nikkor -P・C Auto F2.5/105mm

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番外編31. 学位授与式

2008年08月27日 | Yokohama city
 今日は、私の研究室で博士後期課程を終えた元院生の学位授与式が学長室で行われたので、私も出席した。これで彼も博士の学位を取得できたことになる。論文を書いたことがない大学院入学時から数えて4年半で、すてべの仕事が片づいたことになる。今では彼も旧国立大系の準教授になっている。授与式の後で、彼とお昼を食べながら歓談していた。当然なのだが、こういう一区切りついた時、私は実に幸せな気分である。
 以前博士を1人要請するのに、1億円かかるという記事を、読んだ記憶がある。大学の施設や機器備品などをいれて、学位取得希望者総数で頭割りすると、そのような金額になるのだろう。個人で負担するのは、大学院の授業料や研究のための費用ぐらいだから、そんなおおきな金額にはならない。大方は、国や自治体、大学が負担するのであるから、よく考えれば博士後期課程は行った方が得だということになる。
 しかし、教員の立場で博士を育てる研究指導は、時にはものすごく大変であったりもする。引き受けたからと行って教員は、特にプラスになるものではない。まあ仕事だからやる。大方の教員は、みなそんな気分だろう。ところで幸いなことに私の研究室は、向う3年間は後期課程の院生がいないので、少し楽になる。

Canon EOS Kiss Digatal,SIGUMA F3.5-5.6/18-125mm
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番外編30. 閉会式

2008年08月25日 | Yokohama city
 昨日は北京オリンピックの閉会式だった。去年とは違う暑さを感じた今年の夏ではあったが、オリンピックのTV観戦で家の中ですごしていられたのは、幸せだった。次回開催地はロンドンだ。レッド・ツェツペリンは、結構な歳だなとおもいながら、北京での閉会式をみていた。この夏、オリンピック開催中には、高校野球もあったのだが、オリンピックに塗りつぶされたようだ。個人的には、随分長い時間のように思われた。いろんなことがあると、時間が長く感じられるのかも知れない。
 ようやく夏も終わるのか、今日は終日雨模様で涼しかった。さて、また明日から仕事か。パーティーが終わった後の寂しい時間を感じる。また秋の静かな始まりのようにも思われる。

Fuji FinePixS5pro,Nikkor P・C AutoF2.5/105mm
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番外編29. 北京オリンピック

2008年08月24日 | Yokohama city
 歳をとると、デザイン、特に大学における授業(実習や卒業制作)において、どんな要素が必要とされ、求められる水準はこれぐらいであり、そのため、この学生の能力だと、どれ位時間がかがる、といったことが見えてくる。経験のなせる技だろう。
 ところで、私が見えてきたスケジュールに学生達が従うかというと、現実は皆無である。彼らは、馬耳東風、楽天的という他ない。さて締め切りが迫ると、彼らはヒェー!といいながら、遅まきながら徒党を組み、徹夜をして制作に没頭し、大方なんとかやりとおす。若さとパワーのなせる技である。しかし如何せん完成度が低い、といっても気にしない。そこがYOUNG MANなのだろう。
 老人の定説的な言い方に「もし戦争や大災害などの厳しい状況では、今の未経験な若者では耐えられない!」というのがあった。しかし私の考え方は逆であり、過酷な状況ほど若さやパワーが勝るとする説の方を、支持せざるを得ないだろう。というのも、北京オリンピックをみていると、やはり若い方が最後に残る。その北京オリンピックも、今日で終わる。

Fuji FinePixS5pro,Ziess Macro PlanarF2/100mm
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番外編28. 通過儀礼

2008年08月23日 | Yokohama city
 大学にオフィスアワーという制度がある。特定の時間帯を設け、学生達が自由に研究室を訪問できる。 先日どれぐらい利用されたかを、調査するという話があった。 私の場合、夏休みを含め、毎週そうした時間帯を設けWEB上で公開しているが、ここ数年で来訪者は、皆無だった。制度自体が学生の意識やライフスタイルとそぐわないのだろう。
 通例学生達は、授業が終わればアルバイトなどに出払い、大学にはいない。そんなわけで私は、学生達の顔を覚えることはなくなった。昨日丁寧に挨拶する学生がいたが、今時珍しいなとおもったら、非常勤の事務職員だった。
 現代のような複雑多岐な社会だと、人間の顔も一ヶ月合わなければ忘れてしまう。おかげで教員は教育を忘れることができ、研究に没頭できるという素晴らしいライフスタイルが享受できる。学生達は何も知らないまま、社会へでてゆける。疎遠社会の通過儀礼としての大学制度なのだろう。

Fuji FinePixS5pro,Ziess Macro PlanarF2/100mm
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番外編27. 杞憂

2008年08月22日 | Yokohama city
今日の横浜は、夕方から雷が鳴り雨になった。いまはもう雨も上がり、随分久しぶりであるが、窓を開けていられる程に涼しくなった。夏も終わりに近づいているというのが人々の実感なのだが、大学の後期の授業が始まるのが9月末からなので、まだ夏休みが続く。だが夏休みといっても学生が休みなのであって、教員が休めるわけではない。実際今日は、学位審査があり、来週は、いくつか会議もある。それに私が指導した院生OBの学位授与式にも出席しなければならない。9月に入れば、特別講義や学会もあるのでその準備もしなければならない。 授業こそないが、そこそこの仕事で結構振り回されている。
 そういえば、まだ人並みに休みをとっていないように思う。その他いろいろと気がかりなこともあり、なかなか頭の休まる日とはゆかないようだ。そんなことが杞憂であればよいと思うが、マクロな頭は容易には解放されない。今年は例年になく暑かった。

Fuji FinePixS5pro,Ziess Macro PlanarF2/100mm
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番外編26. 夏の夕暮れ

2008年08月21日 | Yokohama city
 8月から9月にかけては天気も安定するので、山に出かけるときは晴天に恵まれ、素晴らしい風景に接することができる。その分渇水期なので、水は大切にしたい。また局地的なのだが台風に見舞われることもある。
 さて夏の空の話が続くが、夏の夕方でも美しい時がある。こうした夕焼けに接すると、しばらく芝居の舞台を見ているように眺めている。夏の気温変化のなせる技かなと思われる。
 昨日、日常の写真を掲載した女の子のブログを見ていて、「あっうまいな」と感心していた。感性がよく働いた視点やアングルは新鮮だった。それに引き替え私なんか一寸視点やアングルが古いよなぁー、と思うこともあった。なかなか写真は、面倒な世界である。


撮影:2006年8月8日,横浜
Canon EOS Kiss Digital,SIGUMAF3.5-5.6/18-125mm
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番外編19. 1周年!

2008年08月15日 | Yokohama city
 このMIKAMI`S BLOGも今日で調度1年間書いてきた。世の中のブログ例からみれば、その程度の時間では大きな顔はできない。
 このブログでは、最初にセカンドライフ・プロジェクトに携わったときの制作時の考え方、次いでVillage Designで日本や中国の集落を訪ねたことを、さらにLandscapeで日本や世界各地の風景を素材にしたシリーズを重ね、そして番外編でその時々の雑話を書いた。およそ160回ほど書いたことになる。頭の中にあることを、はき出してしまおう、そんな考え方で始めたと記憶している。書く以上は読者がいるので、少しましな写真と文章で書こうと心がけたつもり。といっても、ここで書いた話は、講義などではまず話すことがないカジュアルな内容ばかりであるが。
 私のプログは、そんなにアクセス数は高くないが、それでも私の研究室を終えていったOBやOG達への、研究室からの近況紹介にはなったのかもしれない。ところで、1年続いた理由をあげると、比較的私の時間があったことかもしれない。だから人間は、意味を消費する状況の動物だな、というのが最近の実感である。私も、時間がなくなる状況になったら、このまま書き続けているかどうかは、わからない。
 そう、もう一つ最近の私の状況を報告しておこう。できれば住まいを引っ越そうという準備をしている。横浜にも、20年以上住んだ。そろそろ引き上げ時かなと思っている。暑い日々が続く。
残暑。

Fuji FinePixS5pro,AF-S Nikkor F3.5-5.6/16-85mm
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新年明けましておめでとう

2008年01月01日 | Yokohama city
年が明けると、横浜港に停泊している船舶の汽笛が一斉に鳴る。近所の総持寺へ初詣に出かけた。大きな本堂では、50人ほどの僧侶により、元旦大祈祷が行われていた。導師が経文を唱えながら、多分大般若経600巻の転読が見えた。やがて焼香が行われ、人々の列を成り行きで歩いていたら2回も焼香してしまった。この瞬間、全国で土地や人々それぞれのすごし方があるのだなと思いつつ、大晦日から新年にかけて流れてゆく静かな時間が、心地よかった。
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