スマート珈琲の帰り道、民家に挟まれた小さなお寺をのぞく。おひな様の絵馬の下に地獄の風景を描いた絵馬がある。青い鬼が釜の中へ人を投げ込み、お坊さんが救い出している絵だ。悪いことをするとあの世では釜ゆでになりますよ、だから仏様を大切にしましょうねという教えだと推測する。
天国も地獄も、そしてこの世の全ての宗教とそれがとくあの世の姿もすべて現世を生きている人間達の思考と想像力の所産である。死んだ人間達は何も語らないし、あの世から舞い戻った人間もいないからだ。
仏教の思想は合理的である。死者に戒名をつけ、あの世に送り出すといったように、あの世と現世との間に結界を設け縁を切っている。あの世は現世とは異なる世界なのだという認識である。
他方キリスト教社会では、永遠の愛を誓ったのだから、死者は神とともに復活し、いつもあなたの側にいるという思想である。契約の世界と言ってもよいのだろう。
どちらをとるかは、民族や個人の思想によって異なるのだが、絵馬につられて話が辛気くさくなった。話題を変えよう。
さてカラーフィルムがなかった頃に設計されたエルマリートで撮影したカラー画像は、少しばかり黄色くなるのだが、それでもシャープでありながら、それが著しく際だつこともない大人の空気が感じられ、デジタルの時代でも大いに活躍する私のお気に入りのレンズである。もちろんモノクロームで撮影してもトーンの綺麗な描写だし、ボケ方も美しい。完成度の高さは50年以上たっても変わらない。やはりライツのレンズは凄いなとしみじみと思う。
こういう名鏡玉がニコンでは使えないのですね。そこがニコンの欠点であり、デジタル・オリンパスの良いところなんですね。話題が大いにそれだした。今日もスクリプト2としておこう。最近雑話が多い。
京都市・矢田寺
OLYMPUS OM-D EM-5, LEITZ ELEMARIT 28mmF2.8
ISO5000,露出補正-1/3,f2.8,1/125
天国も地獄も、そしてこの世の全ての宗教とそれがとくあの世の姿もすべて現世を生きている人間達の思考と想像力の所産である。死んだ人間達は何も語らないし、あの世から舞い戻った人間もいないからだ。
仏教の思想は合理的である。死者に戒名をつけ、あの世に送り出すといったように、あの世と現世との間に結界を設け縁を切っている。あの世は現世とは異なる世界なのだという認識である。
他方キリスト教社会では、永遠の愛を誓ったのだから、死者は神とともに復活し、いつもあなたの側にいるという思想である。契約の世界と言ってもよいのだろう。
どちらをとるかは、民族や個人の思想によって異なるのだが、絵馬につられて話が辛気くさくなった。話題を変えよう。
さてカラーフィルムがなかった頃に設計されたエルマリートで撮影したカラー画像は、少しばかり黄色くなるのだが、それでもシャープでありながら、それが著しく際だつこともない大人の空気が感じられ、デジタルの時代でも大いに活躍する私のお気に入りのレンズである。もちろんモノクロームで撮影してもトーンの綺麗な描写だし、ボケ方も美しい。完成度の高さは50年以上たっても変わらない。やはりライツのレンズは凄いなとしみじみと思う。
こういう名鏡玉がニコンでは使えないのですね。そこがニコンの欠点であり、デジタル・オリンパスの良いところなんですね。話題が大いにそれだした。今日もスクリプト2としておこう。最近雑話が多い。
京都市・矢田寺
OLYMPUS OM-D EM-5, LEITZ ELEMARIT 28mmF2.8
ISO5000,露出補正-1/3,f2.8,1/125