Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE881. 先走る

2014年03月09日 | Kyoto city
 陽射しは春でも、昨日の名古屋も寒かった。 今年最後の寒さだろうか。 寒いばかりの週末である。
 そろそろ町内会の会計の〆があるので、1年分の決算をつくらなきゃならん。領収書を月ごとに整理して添付し、エクセルに全部の費目を入れて計算し、行事ごとにまとめ、預金通帳と照らし合わせて欠損値がないかどうかを確認して、会計簿になんと手書きで記入する・・・云々という実に面倒な仕事だ。これが頭の痛い仕事であり、つまり行おうとする意欲が全くわかない。だがタイムリミット近い。しゃあない夜なべ仕事で片付けますか。
 こういうときは、撮影機材をもてあそびながら旅に出かけるときのシステムをシミュレーションしている方が精神的に健康だ。そういえば、大学事務室に徳島の出張届けをまだだしていなかった。
 それで実用的調査システムは、脇町は広角系9-18mmをE-M1に付けておけば大概のものは撮影できそうだ。中望遠系には迷わず45mmをE-P5に付けるのが基本だな。予備に75-300mmを持参すれば、東祖谷山村の集落をアップで狙えるから申し分ない。 少し明るいレンズが欲しい時は広角系を12mmにすれば良いが、使い勝手がよい18mmが欲しいので、ここは明るさよりもズームレンズだな。これで私の場合のフィールド調査では大概の被写体が撮影できる。大変明解だ。
 そうなると25mmの標準レンズが余る。昨日の出勤時には、E-P5に45mm、予備に17mmを持参したが、ここでも標準レンズの出番はない。標準レンズをシステムに組み込むと、他方のボディを望遠にするか広角系のレンズをつけるかで迷いが生じる。居直って標準レンズ1本という割り切った方法もあるが、それだけでは調査に不便だ。つまり標準レンズは、フィールド調査ではいらないという結論になる。
 となると標準レンズは、どこで使うか。そうだ高知県赤岡町の絵金蔵の時は夜だから、このレンズの出番だ。 となるとここ一番で使用するレンズであり普段は寝ているわけだ。といった具合にオタッキーな悩みがある間は楽しい。
 高速バスを使うと関西から四国は比較的容易に行けるので、今年はこれまで出かけた事がなかった四国へ行こう。四国には、伝統的建造物群保存地区が徳島2、高知2、愛媛2-道後温泉泊まりは必須、香川1とある。お遍路の旅ならペンミニにパンケーキレンズだな。これはまだ早いか。
 といった具合にレンズを付けたり変えたりして、これは集落調査、これは絵金蔵、こっちはお遍路さんと、旅する気分で、撮影システムを考えている時間はなかなか楽しい。
 あーあっ、町内会の仕事の他にも東京へゆかざるを得ない仕事もあるし、その他行事があり、後期の入試やら卒業式もあるので、これらを全部かたづけないと旅ににでられないぜよ。徳島行きの切符も宿も手配してあるのに、お楽しみは先で、それまでにやるべき仕事が多いというのがなんとも悩ましい。興味あることばかりが先走る。

京都市・粟嶋堂宗徳寺
OLYMPUS OM-D E-M5,LEICA DG SUMMILUX 25mmF1.4
ISO200,露出補正-0.3,f1.4,1/2500
コメント
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