Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE876. 過剰な被害者意識

2014年03月04日 | Kyoto city
 E-M1は、手持ちで1/3というスローシャッターにしては、ぶれておらず5軸手ぶれ補正の効果が大きい。光の少ないところで使える機材を実感する。京都の街も、猥雑な風景が夜のとばりのなかに沈み込み、少しはましな空気だ。といってまだ夜は寒いし、とても寂しい気分での徘徊ではあるが、この夜は晴天だったのが幸いした。
 いつも通勤の市バスに乗るときは一番後ろの席に座ることにしている。そのほうが寒くないからだ。昨日も後ろの席に座って前を見ていたら、あっ!、自転車の影。バスは急ブレーキをかけセーフだった。自転車のお兄ちゃんはそのまま横町へ消えていった。さて発車かとおもったとたん、運転手がお怪我はありませんかと馬鹿丁寧に乗客に尋ねる始末。
 最初に訪ねたぶあつい眼鏡をかけたオバハンが、なんか眼が赤くなっているなどという法外なことを言い出す始末。「では下車駅で職員待機させますので、病院にいってください」、というなんとも馬鹿丁寧な対応。そのほかにお怪我の方は!、みんな大丈夫と平然としていた。
 さてと思ったら市バスはバスレーンを外れて路肩に停車。運転者は携帯で「急停車で乗客1名怪我の模様」と連絡している。そのうちオバハンは、きまりが悪くなり「大した怪我でもない、いや怪我ではないかも」と言い出す始末。こういう過剰な反応を示す乗客のことを、過大な被害者意識と呼んでおこう。
 そう言う人種が名古屋には多いようだ。つまり甘えの構造なんだな。いい年こいて甘えかよ。ああっ、名古屋市は最近過大な被害者意識対応の世界なんだ。どうりで気持ちが悪くなるぐらい馬鹿丁寧だよな。私に言わせりゃそんなものはサービスでもなんでもない。
 結局名古屋の三省堂の閉店にギリギリ間に合い、本を選ぶまもなく、もうこれって感じでレジに駆けつけようやくセーフだった。トム・クランシーの「レッド・オクトーバー」を探していたのだが探す時間がない。代わりに手にしたのが「暗号解読」上下の2冊と官能小説だった。
 過大な被害者意識のおかげて、本を探しそびれたよ。まったく、もう!、という感じだね。

京都市・若宮通
OLYMPUS E-M1,M.ZUIKO DG9-18mm/F4.0-5.6
ISO200,焦点距離9mm,露出補正0,f4.5,1/250.
コメント
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