Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング147. 受験旅行

2017年01月10日 | drawing
 ダイビングと沖縄の夏で慣れた体も、ようやく皮下脂肪が増えたのだろうか、京都の冬になじんできたと思っていたら気温が11°と高かっただけでありぬか喜びだった。
 週末の土曜日の京都は雪マークがでており、この日は大学センター試験がある。いつもおもうのだけどセンター試験ぐらい地元の高校でやってほしいな。その方が受験生の負担にならなくてすむとおもうのだが。多分センター試験のために遠方の受験生は、試験会場がある都市へ出向き慣れない安宿に泊まりといった具合になにかと大変であり勉強どころではない。環境を変えればいつもの実力がでないのではないかな。
 私なんか環境を変えたら受験する意欲もない。昔仙台市へでかけ長町の安宿に他の受験生と相部屋になり、なんかつまらん空気だ。それよか街を徘徊することの方が面白いではないか、当時の長町周辺は古い建物が多く、それまでみたこともない風景に感動したし、広瀬川は記憶にあるぐらいだから旅の発見。そうなると受験という気分ではない。今にして思えば試験は落ちてよかったと思うが、確かこの時は地元の高校(仙台第一高等学校)が受験会場だったと記憶している。大学ではなかったのだ。
 長野市でも思い出がある。幼稚園の先生か。まあデッサンはパスしたが音楽の試験が全くだったな。あのヒステリックな音楽の先生は一気にその大学が嫌いになった。試験の後何となく波長のあった受験生と冬の公園で雑談をしていた。未来を語り心温かい地元の受験生だった。
 そんなことを思い出すと、受験旅行を楽しんだことになる。もちろんそれは本来の目的などどうでもよくて、受験を口実に旅に出たというわけだ。
 今は高校のデータを積み重ねた進路指導があるのでどうもゲーム的な世界になってきた。私の時代にはそんなものはなく、どこでもお好きに!、だった。だからお好きに受験旅行を楽しんでいたわけだ。

クロッキー帳NO25.
コメント
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