Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE1402. 135mm!

2017年01月24日 | Shinkansen commuting
 フィールド調査で外せないレンズの焦点距離がある。28mm、35mm、50mmは定番というべきで、実際LEITZのレンズは、この焦点距離で名鏡玉をそろえている。
 そして特に強調しておきたいのが建築を撮るから20mm前後の焦点距離は必須であり、さらに地域の景観を撮るならば135mmの焦点距離が必須。この135mmは、200mmで代用することはできても100mmでは全く画像が違うので代用できない。それ位に外せない焦点距離だ。例えば今日の画像は湖西地方の比良山系であり焦点距離が200mm相当、これが135mmでも大差ないが、100mmでは全く異なった視界となる。だから135mmは、大変微妙な画角なのである。当然あのLEITZにも135mmは存在している。
 オリンパスだと70mmに目盛りがあるので140mmとなり結構使えるわけだ。というか12-100mmのレンズ1本でほぼフィールド調査用焦点距離をカバーできる。よくぞこの焦点距離で高性能ズームレンズを開発してくれた。だからメーカーの気分が変わらないうちに早々にゲットした。長く使えるレンズだ。レンズは時間の経過とともに古くなるわけではない。
 そしてオリンパスボディには、建築系にはありがたいデジタルシフト機能が付いているので、余計なレンズを持ち歩かなくて済むようになったのも嬉しい限りだ。 
 キャノンでも同様のシステムが組める。フィルム時代の標準系28-135mmというズームレンズは高画質ではなかったが大変重宝し、これと高性能ズームレンズ広角系の16-35mmと組み合わせると結構使えたのである。初期の16-35mmは周辺の画像が甘いのだが今でも使用しており、なんと最近プログラムで周辺画像の甘さを補正してくれるようだ。最近では、広角~望遠系の28-300mmという高性能ズームレンズがロシアで活躍してくれた。キャノンでは、この広角系と広角~望遠系の2本のレンズで必要な領域がすべてカバーできる。
 つまりレンズは2本までという原則がシビアに働くのが、航空機手荷物の重量制限である。ロシアからウクライナに飛ぶときには7kgまでという制限があったぐらいだ。ならば預けりゃいいか。しらんよ壊れても盗まれても、被写体が目の前に表れても撮影できないことになる。だからいつも持ち歩くというのが原則でしょう。iPhoneが便利なのは、いつも持ち歩けること。いっそiPhoneだけでフィールド調査をしたりして・・・、それは案外現実的な選択かも知れない。
 今日も関ヶ原は雪が吹雪いていた。当然新幹線は20分遅れ。暖かい車中から雪景色をながめるのはなんとも素晴らしい。温泉地に来たようだ。だが名古屋は晴天ですこぶる寒かったこと。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS OM-D  E-M1, M.ZUIKO DG 12-100mm pro
ISO800,焦点距離100mm(200mm),露出補正0,f4,1/8000
コメント
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