Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

PEN LIFE830. 時間帯

2014年01月08日 | Yokohama city
 締切間近の原稿と学生達の卒業制作があるから、久しぶりに夜10時前に家にたどりついた。そして夜中の1時ぐらいまで起きていて、翌日ゆっくり出かけるというのが私流のペースなんだけど、明日は朝一番から90人も出席する講義だよ。朝の7時には家をでなきゃ。
 原稿を書いていると、当然はかどる時間帯と停滞する時間帯とがある。一番アイデアもわき筆がはかどるのは、実は若いときから夕方からなのである。だから夕方待ち合わせなんていうのは、もう最悪としかいいようがない。断腸の思いで約束に向かうことになる。当然進む仕事も進まない。
 だが人間もわがままで、夕方からはかどる仕事も夜8時になると一区切りつけたくなる。そうするとストレス発散で飲みに行きたい。昔は名古屋に大学時代の同級生俳人がいたので、いつも夜9時ぐらいに待ち合わせて夜半まで飲みに出かけたのであるが、当然名古屋泊まり。それが一番いいペースだと思うが、今はかの俳人も静岡に引き込んでしまった。
 因みに一番はかどらない時間帯は、午後1番だよ。もう胃に血液がまわり、頭はもうろうとしている。消化されるまで寝ているほかないですね。

横浜市みなとみらい21駅
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO250,露出補正0,f1.8,1/60
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PEN LIFE829. キッチン

2014年01月07日 | Yokohama city
 NPO法人のアトリエを見ていて思ったが、仕事場にキッチンがあるというのが、とても良いと思った。いつでも飯はつくれるし、パーティーを開くことだってできる。キッチンは仕事をする上で、或いはコミュニケーションの必需品だ。
 であれば、料理を勉強する他ない。まあ先日WEBを見ながら、京都の白味噌の雑煮をつくったらこれが旨かった。前日から昆布を水につけておくとか、白味噌をたっぷりいれたりするわけだ。次は白味噌で粕汁に挑戦しようか。冬の定番である。つまり料理は結構面白いのではないかと思っている。
 さて大学も、徹夜態勢で学生達が卒業制作や論文に取りかかりだした。当然一ヶ月は徹夜でアトリエが使えるので、泊まり込みの制作となる。私の研究室にも、冷蔵庫と電子レンジがあるので、ある程度の自炊は可能だ。あとはスーパーでお総菜を買ってくればよいわけであるが、これはアトリエにキッチンがないので臨時の便法である。一ヶ月カップラーメンやスーパーの揚げ物では気の毒なので、20kgの米をゼミ生達に寄贈した。米を寄贈するなんてえらく古くさい話だけど、今でも役立っている。
 そんな自炊徹夜学生達をよそ目に、こちらも原稿にとりかかりだした。なにしろ来週締切なので、時間がない。あっちもこっちも静かに稼働しだした大学の風景である。

横浜市 YOKOHAMA COMMUNITY DESIGN LAB
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO1600,露出補正0,f1.8,1/60
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PEN LIFE828. ホスピタリティ

2014年01月06日 | Yokohama city
 横浜で飲みに行くとすれば、真っ先に野毛を思い浮かべる。飲み屋も多いが正月休みの所も多く、なかなか選べる状況でもない。もうやっているところでいいや、という気分で入ったBar。隣は演歌とJAZZの「パパジョン」である。
 野毛も、昔は外国航路の船員達で賑わっていたんだろうなと想像しながら、飲む酒は昔の味がする、と言ったら大げさか。マスターが一人でこつこつとやっている。なかなかええではないか。そんな Barが野毛には多い。
 今の横浜もマドロス風情の空気がなくなってきた。外国航路の船員と言っても、手稼ぎのアフリカ人であったり中国人であったりするわけだ。彼らが街中へ繰り出すことはほとんどない。だから外来文化も最近では、インターネットの世界だ。そうなると最早横浜ではない。
 当時のバンドホテル・シェルガーデンというナイトクラブに行けば、ホテルのボーイの親しみある楽しそうな誘いに乗せられて、ダンスフロアに躍りでて下手なダンスをすれば、ライブの楽団が大いに音楽で盛り上げてフォローしてくれる。そんなバンドホテルも既になくなって久しい。
 今はうんちくと技のある人間だけがスポットをあび、それ以外は壁の花になりなさいと、実に門戸の狭い冷たい社会ばかりだ。それが当然だと思われている。
 だが、実はそうではないのだ、ということを言っておきたい。踊りができないからこそ、ライブの楽団が大いに音楽で盛り上げてくれるときの気恥ずかしさと感激、そんなバンドホテルのホテルマンやバンドマン達のホスピタリティは、今も忘れない。
 言い換えれば現代社会が、そんな私達が体験したようなホスピタリティを忘れているということだろう。今のエンターテイメントは、冷たいよな。あれって東京人の感覚だよな。
 踊れれば楽しいんだろうなと思いながら家路に着く東京エンターテイメントと、踊れないけど楽しかったという横浜エンターテイメントとあなたはどちらがお好きですかと、私は問いたい。ただし後者は今は存在しない。したがってまた作りませんかという企画のヒントになると思うが。

横浜市野毛
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG17mmF1.8
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PEN LIFE827. シェアオフィス

2014年01月05日 | Yokohama city
 ヨコハマ経済新聞の杉浦さんに、NPO法人のシェアオフィスを見せていただいた。
 そこは、50人ほどのアーティストやプログラマーやメディア関係の人達がシェアして借りているアトリエである。借り手自らが内装工事を行い、アトリエらしくするのに、三ヶ月ほどかかったそうである。こういうシェアオフィスが都心にあるというのが、いかにも横浜らしい。横浜の都心には、まだ古いビルがポツポツとあり、安い賃料で貸してくれるとのことだ。
 そういえば、私の大学時代の後輩S女子は、ヨコハマの戦後復興のシンボルであり、その後消防法に適応しなくなったためにホテルの廃業を余儀なくされた、シルクセンターの1室をデザインオフィスにしていたことを思い出した。
 横浜は、個人で活動するアートやデザインの香りがただよう街であり、それがよく似合うところだ。いち早く行政がデザイン都市宣言をしたし、来るモノは拒まず、去る者は追わずの精神が、今も自由な文化をはぐくんできている。
 杉浦さん達と四川料理の天富園へくりだす。京都の料理に慣れきった舌に、四川料理特有の辛さある麻婆豆腐やキムチの刺激には、随喜の涙を流して喜んだ。久しぶりに味覚が戻ったような感覚だった。紹興酒のボトルが軽くあいてしまった。
 さてスケジュール表を見ていたら、原稿1本に全く手を付けていないことに気がついた。ゲッ!、1週間後が締切日だって。知らんかった。明日は朝から授業だから準備もあるし・・・ならば1日早い仕事始めだ。本日は、晴天の中の帰省客にまじって名古屋への出勤、ヤレヤレだな。

横浜市 YOKOHAMA COMMUNITY DESIGN LAB
OLYMPUS PEN E-P5, M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO1600,露出補正0,f1.8,1/60
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