

放火犯
北見市郊外、解禁まもないヤマベ釣りの出来事 その弐
20XX-7-5 (金) 晴れ 30度C 暑い
山奥の林道には太い松が2本も倒れ込んで道をふさいでいた。



このトド松が倒れたのは冬に湿った降雪があったときだろう。もう初夏なのに。林道管理者はこれを放置したままである。いらつくなあ。

ここで超可燃性の松の枝葉の上になんとタバコの吸いさしが落ちていてびっくり。



山火事といかないまでもこの松の倒木を燃やしてしまいたかったのだろうか。
異常だ。未遂に終わったが、まさに放火犯。
しかし、この犯人の心の動揺を示す証拠があった。
まだ沢山のタバコの入ったメビウス一箱がそのまま落ちていたのだ。

おそらく、吸い殻を松の枯れ枝に置いた興奮さめやらず、タバコ1箱落としたのにも気づかなかったのではなかろうか。
幸い、火はつかず、吸い殻のみが残ったようだが、世の中、いろんな人間がいるものだと考えさせられた。



ウバユリ。

この日の釣り果です。
帰路、仁頃川本流へ、ヤマベ釣り師が一人入って行くのを見た。
この付近の本流は針にもかからない当年魚のチビヤマベは多いが普通魚が小さすぎて釣りにならない。
夕食に今日釣ったヤマベをザイグルで焼いて食べてみた。


小さなヤマベはよく焼けたが 20cm 越えの個体はうまく焼けず、身ばなれの悪い最悪の焼き魚定食になった。

普通通りにオーブンで焼けばよかったのだが後の祭り。
しかたなく、夕食はおいしいヤマベ焼き魚定食のはずだったのに、急遽、卵かけご飯になってしまった。
F氏も息子君とヤマベ釣りにゆき、今日はヤマベの天ぷらだとメールがきた。
解禁後2週間ほどは、みなさんヤマベ釣りを恒例の年中行事にしている人が多く各渓流はヤマベ釣り師でにぎわう。
おそらく、この2週間で道東の渓流のヤマベの80%は釣りきられるとおもう。
近場の渓流ではこのように多くの釣り人に会うのは必定。
大釣りをしたいなら遠出をするしかないが、最近ではヤマベ沢山釣って一体どうする ? の思いが先立ち、あんちょこに近場の釣りで済ませることが多い。
PS : 仁頃川水系のヤマベポイントを連日釣り歩き、シーズン中に約2000匹のヤマベを釣った一軒おいて隣のおじさんがやってきた。
腹を出してパン粉もつけてすぐフライにできるようになっているから、ヤマベ50匹もらってくれないかだと。
かみさんは天ぷら、フライは一切やらないので断ったが、どこの家でも断られてこまっておりました。

