オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

大きなヒグマと接近遭遇して........

2018-10-02 00:50:15 | ヒグマの被害など
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大きなヒグマと接近遭遇して........


2018-9-8(土)    晴れたり曇ったり 27℃



東胆振大地震後の北海道大停電で、まだ世の中は落ち着いていない。



この日北見市近郊の渓流でオショロコマの撮影を行った。唯一コンビニで売っている塩むすびの昼食。
帰路、昨年林道崩壊した沢の補修工事が終わっていたので何となくそこに入ってみた。

     







補修された林道はほどなく終わるが小さな砂防ダムが一基あった。



その付近でアメマス3 オショロコマ5 ヤマベ2 を釣ったが小型で魚影は薄い渓流だ。




















こんな源流域にヤマベが見られたのは意外で、思いがけずサクラマスがここまで登っている証拠を見た格好になった。




ここは渓相最悪のチョロ川でこの川が大雨の時には林道崩壊するほどの暴れ川になるとは信じがたい感じ。




帰路、窓をあけてゆっくり林道を下って行くと、ごうごうと水音がするので車を止め川の方へ降りてみた。




岩盤川が大たまりを三つ作っているところを発見。




大たまりには産卵行動のため遡上してきた40-50cmのサクラマスが多数泳いでいて壮観であった。




おおたまりに続く岩盤川は、すぐ上でかなり狭くなって、幅のせまい水路状の滝みたいになっていた。



ごうごうという大きな水音はこの滝状の水路を水が激しく流れ落ちる音であった。




ふと、この狭い水路状の場所を大きなサクラマスが登るときにはヒグマが容易にサクラマスを捕れるのではないかと思った。





大たまりの出口、瀬じりに小型の渓流魚が見えたので少し釣ってみた。




大型のサクラマスが多いせいか、他の魚は意外と少なくアメマス4 オショロコマ3 ヤマベ2が釣れた。















最後にアメマスを釣ってふと上流20mほどを見ると、なんと大きなヒグマがこちらを見ていた。




ものすごい接近遭遇で、こんな近距離で野性のヒグマと合ったのは久しぶりだ。




大きな頭は明るい茶色。



体は黒い毛がふさふさしてよく肥えてている。



私と目が合ったが、敵意や興奮している様子はなかった。



私もまったく怖いとは思わず、ああなんと格好よいヒグマだろうと思った、そのすぐ後にえもいわれぬ緊張感がきた。



ヒグマはじっとこちらを見ていたが、すぐに体を翻し、激しく水しぶきを上げながら川を少し走って左手の茂みに消えた。



この間、約10秒。写真など撮る余裕はない。 



またカメラを構えたりしたら、むこうの攻撃スイッチがオンになった可能性もあるだろう。



ヒグマの流れるような素早い身のこなしが残像に残った。






最近、ずいぶんとヒグマとの接近遭遇を経験している。




林道脇に捨てられた弁当の残りや、缶コーラ空き缶をあさっていたヒグマとの接近遭遇が二回。





今回は恐らくヒグマのサクラマス捕獲場所に侵入してしまったらしい。




うかつにも車のクラクションやホィッスルを鳴らしまくって川へはいるという、いつもの私の鉄則をおこたったのも原因と思われた。




ヒグマのほうで逃げてくれてまことに幸いであった。



ここのヒグマは知床などの新世代クマと異なり、まだ人間を恐れる古典的なヒグマであったのが幸運であった。 



ふとアメマスを水中撮影しようとしたが、はっと気をとりなおし、それどころではないことに改めて気づく。



大急ぎで斜面を這い登って林道へ出て、車に乗ってバタンとドアをしめたらやっと正気が戻った感じ。



午後4時20分であった。



えんえんと林道を下り、畑作地帯へでて、やがてアスファルト道路になって、そこでゆっくり武装解除した。




帰路、コンビニのローソンでチビあんパン5個入りを買って食べた。




地震後の北海道大停電の余波でまだ流通は回復しておらず、商品棚はおおかた空っぽでした。




夕方、北見市にもどりきれいな夕焼けを見ていると、今日のヒグマとの超接近遭遇が、あらためて恐怖としてよみがえってきた次第。








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コメント
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