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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査 その壱
201X-9-6 (金) 腫れ のち曇り のち 小雨
朝10:00、北見市の自宅を出発。
この日、かねてより気になっていた層雲峡の下流、石狩川の支流、白川水系の支流群へオショロコマを捜しにでかけた。
北海道の渓流で 白 がつく渓流の多くは硫黄で白濁した川である。
現地へでむいてみると白川の名のとおり、白川本流域は魚住まずの白濁した川であった。
活火山旭岳の山麓なので、恐らく上流のどこかから硫黄分が入ってくるのだろうか。
さらに川底は赤茶けた沈殿があり生き物が生息するには絶望的な状況である。
とりあえず、渓流沿いの林道をしばらく登っていった。
ヒグマ出没中の看板は道内どこの林道にもある。
ここで違ったのは、今、クマ撃ちハンターが入っているという掲示だ。誤射される危険がある。
普通、オショロコマ調査はぶっつけ本番では、思うような結果を出すことはむずかしい。
今回、地図を何度も検討して本命と判断した白川第2支川上流域を真っ先にめざした。
くそ。上流でやや自然度が高くなってきたあたりで、思いがけずゲートがありガッチリ番号カギがかかっていた。
ゲートに鍵とは想定外で、せっかくこの川全体像を入念に地図で検討して頭に叩き込んできたのに本命の支流に入れないとは残念。
人影があった。
猟期ではないが、なにか事情でヒグマ退治に通っているというクマ撃ちハンター氏であった。
クマ撃ちのハンター氏がゲート付近で休んでいたので彼としばらく談笑した。
ここは、種々の理由で普段は一般人が入れない林道だという。
彼は、このところずっとこの付近にいて、最近多少の悪行を重ねているというヒグマを待ち伏せているもようであった。
私はこの30年、北海道中を回ってオショロコマの分布調査をしてきた。
この渓流は初めてきたのだがゲートに鍵がかかっており調査ができず誠に残念だ。
と話すと親切そうなクマ撃ちハンター氏はすんなりと番号カギを開けてくれたので、私はそのまま彼と源流方向へ進むことができた。
こうして幸運にも何とか今回の主目的の白川第2支川上流域へと進入することができた。
硫黄が入ってくるのか白濁した生態反応の無い渓流。
硫黄川との合流部。
白川第2支川上流域は、硫黄による白濁や沈殿はなく予想どおり真水の流れるきれいな渓流であった。
ところどころ、渓相がよさそうなところで竿を出してみるが生態反応なし。
まわりはおおかた二次林だが、かなり鬱蒼としている。
さらに釣り登るがまったく魚信なし。
突然、源流近くにダムがそびえ立っていた。
この項 続く。
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硫黄流入で白濁した魚住まず川の源流にオショロコマ調査 その壱
201X-9-6 (金) 腫れ のち曇り のち 小雨
朝10:00、北見市の自宅を出発。
この日、かねてより気になっていた層雲峡の下流、石狩川の支流、白川水系の支流群へオショロコマを捜しにでかけた。
北海道の渓流で 白 がつく渓流の多くは硫黄で白濁した川である。
現地へでむいてみると白川の名のとおり、白川本流域は魚住まずの白濁した川であった。
活火山旭岳の山麓なので、恐らく上流のどこかから硫黄分が入ってくるのだろうか。
さらに川底は赤茶けた沈殿があり生き物が生息するには絶望的な状況である。
とりあえず、渓流沿いの林道をしばらく登っていった。
ヒグマ出没中の看板は道内どこの林道にもある。
ここで違ったのは、今、クマ撃ちハンターが入っているという掲示だ。誤射される危険がある。
普通、オショロコマ調査はぶっつけ本番では、思うような結果を出すことはむずかしい。
今回、地図を何度も検討して本命と判断した白川第2支川上流域を真っ先にめざした。
くそ。上流でやや自然度が高くなってきたあたりで、思いがけずゲートがありガッチリ番号カギがかかっていた。
ゲートに鍵とは想定外で、せっかくこの川全体像を入念に地図で検討して頭に叩き込んできたのに本命の支流に入れないとは残念。
人影があった。
猟期ではないが、なにか事情でヒグマ退治に通っているというクマ撃ちハンター氏であった。
クマ撃ちのハンター氏がゲート付近で休んでいたので彼としばらく談笑した。
ここは、種々の理由で普段は一般人が入れない林道だという。
彼は、このところずっとこの付近にいて、最近多少の悪行を重ねているというヒグマを待ち伏せているもようであった。
私はこの30年、北海道中を回ってオショロコマの分布調査をしてきた。
この渓流は初めてきたのだがゲートに鍵がかかっており調査ができず誠に残念だ。
と話すと親切そうなクマ撃ちハンター氏はすんなりと番号カギを開けてくれたので、私はそのまま彼と源流方向へ進むことができた。
こうして幸運にも何とか今回の主目的の白川第2支川上流域へと進入することができた。
硫黄が入ってくるのか白濁した生態反応の無い渓流。
硫黄川との合流部。
白川第2支川上流域は、硫黄による白濁や沈殿はなく予想どおり真水の流れるきれいな渓流であった。
ところどころ、渓相がよさそうなところで竿を出してみるが生態反応なし。
まわりはおおかた二次林だが、かなり鬱蒼としている。
さらに釣り登るがまったく魚信なし。
突然、源流近くにダムがそびえ立っていた。
この項 続く。
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