放流ニジマスのためオショロコマが壊滅した知床の居麻布川(おるまっぷかわ)にまさかの魚道付きダム2基増設の謎。
201X-10-12(日) 晴れ
最後に居麻布川に入った。最初のダムにはすでに魚道工事がなされている。 しかし、この魚道をのぼった魚はいなかったことが後に判明します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/90/b08d7fa6e0e9aa7fa8934a00f7ddeda6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/96/cfbdc7cfc2b39874557815c45bf2a98b.jpg)
最初の魚道附きダム下をさぐったがとても魚がいる気配はなく当然魚信なし。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/64/4520914369b52ac8a9943b067e00a2ca.jpg)
左手に林道かと思ったら作業道がありそこを進むとなんと、いつのまにか上流にさらにもうひとつ立派な魚道附きダムが出来ていた。
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こんなあまりにも小規模なチョロ川によくぞ立派な魚道付きダムを二つも造ったものだ。
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自然度最悪のチョロ川をさぐったが当然ながらオショロコマはいない。
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しかし何か小魚が1匹走った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/df/08c248ec8c3fff329114d5e9b502a61c.jpg)
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二つ目の魚道附きダムを越えてコンクリート壁に流れが当たるところが少し掘れてめずらしくたまりになっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/12/2b636f08f2a42d5ae899019fa738aeac.jpg)
その狭いたまりに黒ヤマベ2-3年魚が5-6匹ゆらゆら見えた。
ヤマベに気取られないよう姿を隠して、全部を釣り上げ撮影しリリースした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/f5/b9be8939feac66a5ab407ff0d31c92a0.jpg)
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サクラマスの親魚は見あたらなかった。
親魚たちは産卵行動終了後斃死して、キタキツネや鳥たちに食べられてしまったのだろうか。
そうではなく、サクラマス親魚の遡上はまったくなかったと推定される。
その根拠は、写真のごとくヤマベたちの性成熟だけは進行したが、産卵行動でズタズタになるはずのヒレは無傷で魚体にも傷がまったくないことだ。
この渓流は従来、ヤマベ遡上はなかったはずで、せっかく魚道附きダムを造ったからとヤマベが放流されたことは想像にかたくない。
ヤマベ稚魚をまけば多少なりとも4-5年後には成魚となってもどってくるだろうとの思惑は、完全にはずれたのではなかろうか。
そうか、最初からオショロコマなど頭にない工事であったのかとはっきりわかった。
オショロコマの棲む環境は完全破壊されたがサクラマス、カラフトマス、サケは稚魚放流すればきっと大きくなって、多少なりとも、もどってくる可能性があると考えたのだろう。
それが狙いであったことは明白で知床半島各所で今あるオショロコマの生息環境を大破壊してでも魚道附きダムを造ったのは正に理にかなった出来事であったのだ。
先年、天然の海と山との大自然の循環などをうたって 2005-7-17 世界自然遺産登録を獲得した知床が、再評価の際に視察したユネスコからあまりに多数のダムでサケマスの遡上など不可能ではないか ?? と指摘され世界遺産登録再検討の話を持ち出されて、真っ青になった経緯があるという。
その対策として登場したのが、いまある知床の自然を大破壊してでも、おびただしい数の魚道付きダムを造るという苦肉の作戦であったのではなかろうか。
しかし、自然とはそんなに甘くはなかったということでしょうか。
午後4時、武装解除。
帰路、忠類川がきれいでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/90/e58c3191c530831a49d46f4f60c05344.jpg)
ひたすら走って 北見には午後7時過ぎに到着した。
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201X-10-12(日) 晴れ
最後に居麻布川に入った。最初のダムにはすでに魚道工事がなされている。 しかし、この魚道をのぼった魚はいなかったことが後に判明します。
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最初の魚道附きダム下をさぐったがとても魚がいる気配はなく当然魚信なし。
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左手に林道かと思ったら作業道がありそこを進むとなんと、いつのまにか上流にさらにもうひとつ立派な魚道附きダムが出来ていた。
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こんなあまりにも小規模なチョロ川によくぞ立派な魚道付きダムを二つも造ったものだ。
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自然度最悪のチョロ川をさぐったが当然ながらオショロコマはいない。
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しかし何か小魚が1匹走った。
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二つ目の魚道附きダムを越えてコンクリート壁に流れが当たるところが少し掘れてめずらしくたまりになっていた。
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その狭いたまりに黒ヤマベ2-3年魚が5-6匹ゆらゆら見えた。
ヤマベに気取られないよう姿を隠して、全部を釣り上げ撮影しリリースした。
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サクラマスの親魚は見あたらなかった。
親魚たちは産卵行動終了後斃死して、キタキツネや鳥たちに食べられてしまったのだろうか。
そうではなく、サクラマス親魚の遡上はまったくなかったと推定される。
その根拠は、写真のごとくヤマベたちの性成熟だけは進行したが、産卵行動でズタズタになるはずのヒレは無傷で魚体にも傷がまったくないことだ。
この渓流は従来、ヤマベ遡上はなかったはずで、せっかく魚道附きダムを造ったからとヤマベが放流されたことは想像にかたくない。
ヤマベ稚魚をまけば多少なりとも4-5年後には成魚となってもどってくるだろうとの思惑は、完全にはずれたのではなかろうか。
そうか、最初からオショロコマなど頭にない工事であったのかとはっきりわかった。
オショロコマの棲む環境は完全破壊されたがサクラマス、カラフトマス、サケは稚魚放流すればきっと大きくなって、多少なりとも、もどってくる可能性があると考えたのだろう。
それが狙いであったことは明白で知床半島各所で今あるオショロコマの生息環境を大破壊してでも魚道附きダムを造ったのは正に理にかなった出来事であったのだ。
先年、天然の海と山との大自然の循環などをうたって 2005-7-17 世界自然遺産登録を獲得した知床が、再評価の際に視察したユネスコからあまりに多数のダムでサケマスの遡上など不可能ではないか ?? と指摘され世界遺産登録再検討の話を持ち出されて、真っ青になった経緯があるという。
その対策として登場したのが、いまある知床の自然を大破壊してでも、おびただしい数の魚道付きダムを造るという苦肉の作戦であったのではなかろうか。
しかし、自然とはそんなに甘くはなかったということでしょうか。
午後4時、武装解除。
帰路、忠類川がきれいでした。
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ひたすら走って 北見には午後7時過ぎに到着した。
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