オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

尺ヤマベ、良型ニジマスの胃内容

2020-12-20 20:22:00 | 渓流魚、蝶、自然
尺ヤマベ、良型ニジマスの胃内容



20XX-8-9 (日)  晴れ 31度C


この日釣ったニジマス2匹とヤマベ3匹を食べるために持ち帰った。



川で魚たちをさばいたが、さて、これら渓流魚の胃のなかには一体何が入っているのか急に気になり、胃を切開して調べてみました。




この尺ヤマベの胃の中には、バッタの脚1匹分、大きな蛾の幼虫2匹、コオロギ2匹、細かな木片などがありました。











いずれも川に落っこちて流されてきたものを呑み込んだものと思われました。



これはニジマスの胃二個を示します。




最初のニジマスの胃をみると1匹目は大きな蛾の幼虫2匹とバッタの脚がみられた。いずれも川面に落下したものが流れてきたのを、呑み込んだものと思われた。






もう一匹のニジマスの胃内容は興味深いものであった。すなわち落下昆虫や鱗翅類などの幼虫などの流れてきたものを補食した形跡はなく、小石を綴って石などに固着した巣をつくるテッポウムシを巣ごとはがして飲み込み、胃内で消化液で巣をくずして中の幼虫も消化している。巣の材料であった小石はバラバラになって肛門から排泄するといった様子がうかがえる。






落下昆虫などが少ない場合、オショロコマのように川底の生物をも貪欲に食べているニジマスの食性が類推されて興味深かった。


このほか、よく見ると細かな羽虫類も数多く食べてはいるが、落下昆虫やテッポウムシのほうが摂取食料の量としてははるかに多いことがわかる。




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