
秋、産卵行動直後のオショロコマたち-1。

20XX-10-15 (土) 晴れ 気温8度C 寒い。
北見市近郊の湧別川水系支流のとある源流域に産卵時期のオショロコマを見に行った。

この時期、毎年の産卵場所に集結したオショロコマが私の姿を見て激しく右往左往している。ここには私だけでなく、オショロコマの集結を知っているカワガラスたちが来ておりオショロコマたちはかなり敏感になっているようだ。
真っ黒いカワガラスは鳥のくせに巧みに渓流に潜水して、一瞬にしてオショロコマを捕食します。

姿を隠し、しばらくしてオショロコマたちが落ち着いた頃を見計らってそっと振り込んだ。
産卵後の腹ぺっちゃんこのメス成魚。





















次項に示しますが、ここの個体群を見ると産卵が一斉に行われるのではなくかなりバラバラの期間に多少のインターバルをもって産卵行動を行なっているように見えます。
放精しきって腹ペチャのオス成魚。






大型のサクラマスたちも産卵のため遡上しており、間隙を縫って素早く潜り込んでは放精する形で産卵行動に参加したヤマベ2-3年魚も見られたが、擦り傷が多い。






サケ、ベニザケ、カラフトマス、サクラマスたちと異なりオショロコマたちは産卵後もへい死することなく、翌年までにはよく食べて立派な体躯に復活し、秋になると再び産卵行動に参加します。

降海・遡上型か、陸封型か、湖沼型かによって様々とは思いますが、ここのような陸封型個体群では個体の寿命は5-6年くらいでこの間、産卵行動は数回といったところでしょうか。実際、私は実証的に確認したわけではありませんが。

放精前のオス、産卵前でまだしっかり抱卵しているメス。若魚たち、幼魚たちの画像は次項でお示しします。
撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧に元の場所にリリースしました。
この項、続く。
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