カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

ギリシャの旅4

2017-11-09 | 海外旅行
 旅の3日目(出発日を含めると4日目)はオリンピアで朝を迎えた。前日デルフィを発って南西に230㎞走りオリンピアの町に着いたのは19時過ぎになっていた。
 オリンピアは、長靴の形をしたイタリアの爪先の辺りとほぼ同緯度にある都市である。この日から夏時間から普通の時間に戻り、前日までは時間のわりに朝日が昇るのがばかに遅く感じていたが、やっと平常に戻った感じがした。
 朝食まで少し時間があったので、ホテルの周囲を散歩すると教会の鐘が鳴り始めたので中に入るとミサが行われていた。
 
 オリンピアはオリンピック発祥の地であるが、現在の人口は1,300人ほどという小さな町でホテルの周囲は緑が多く、ホテルの裏の緑地で2,3種類の鳥の鳴き声が聞こえたので探すとヨーロッパコマドリとジョウビタキの仲間の2種類を見ることができた。ヨーロッパコマドリは胸の辺りがきれいなオレンジ色をしていてヒタキの仲間なので目がクリッとしておりとても愛らしい鳥であった。もう一つのジョウビタキの仲間の方は全体に灰褐色をした地味な色合いだったが、雌だったのかもしれない。
 オリンピアの遺跡はデルフィと比べると保存状態が悪く、原形を留めているものは少ないという印象をもった。
 
 
 付属の博物館にも入った。発掘された彫刻も大きく損傷したものが多く二千数百年という時の流れを感じる。
 
 
 昼食を摂って一路首都のアテネへ向かう。アテネへは東に300㎞、約4時間もかかる。ギリシャの旅は観光地が散らばっていてそれぞれの距離が離れているので移動にかなりの時間を費やすことになる。

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