雛泳ぐ

　ブロックの上で固まっていたうちの1羽が群れから離れて泳ぎだしました。なんとかピントが合った1枚。動きものの場合はピントが合った瞬間にシャッターを切る反射神経が求められます。一方ではピントを確認する前にシャッターをとにかく切ることも必要ですので、難しいところです。　
　このときは母鳥はどこかへ飛び立っていて、そばにはいませんでした。人間が外敵ではないことを知っているようです。雛の鳴き声は親鳥のグワッ、グワッという声ではなく、ピョ、ピョという鳴き声で姿も声もとてもかわいいです。

影向寺のサルスベリ

　前回訪ねてから1週間ほどたったので、開花が進んだのではないかと先日行ったところ、7分咲きほどになっていました。日が傾いている時間帯で曇天のため、ちょっと光量が足りなかったので、やや色が出にくかったようです。（数日前に撮った写真なので、今頃は満開かもしれません。）
　境内で黒いアゲハチョウが飛ぶのを見かけましたが、種の識別まではできませんでした。この手の蝶はなかなか止まることがなく、飛ぶのも早いので識別はなかなかやっかいです。
　この寺には重文の仏像があると以前に書きましたが、等々力の市民ミュージアムにレプリカがあって先日見ることができました。
（以前に所在地を中原区としましたが、宮前区が正しいです。）

ヤマホトトギス

　町田の谷戸ではヤマホトトギス（ユリ科）が咲き出しました。ホトトギスというと秋の花というイメージがあるのですが、8月に咲いているのを見ることは珍しくありません。花弁の紫の斑点がアクセントになっています。右側にあるのが蕾です。8月中、下旬は花が少ない時期なので、この花を見つけるとほっとします。

フェルメール展

　都美術館にフェルメール展を見に行ってきた。フェルメールの作品が一挙に7点も見られるという前代未聞の展示。10：30頃に入場したが、すでにかなりの混雑で思いやられたが、意外にもフェルメールが展示されている2階の方が空いていて、見ている人が少ない絵を見計らって見ていった。
　光と陰の描き方の巧みなこと、質感表現の技の冴えは言うまでもないが、同時代の他の画家との違いの大きな違いは、静謐な画面のなかで人物の感情の微妙なニュアンスが伝わってくるところにあるのではないかと思った。そして、画面のなかにあるハイライトが絵にスパイスを与えて絵を引き締めると同時に格調高いものにしている。
　予定していた作品の内の1点が出品中止となり、代わりに「手紙を書く婦人と召使い」が展示されていたが、私にはこの絵が最も心に残る作品だった。

江川のカルガモ

　江川に先日散歩に行ったところカルガモの雛がいたので、180ミリレンズを持ってゆき撮ってきました。
雛は全部で10羽いましたが、通りかかった方の話では最初は11羽いたとのこと。まだ体長は12,3センチといったところで、羽はほんの申し訳程度の大きさしかありません。10羽で押しくら饅頭して固まろうとしたり、羽繕いしたり、眠ったり、餌を食べたりと見ていて飽きません。散歩に通りかかった人もほとんどの人が立ち止まって眺めていました。
　それにしても8月下旬だというのにこんなに小さな雛の子育て中とは随分遅い産卵だったようです。

等々力緑地のカルガモ

　早朝の等々力緑地に行き被写体を探しましたが、クヌギの樹液はあまり出なくなったようで蝶はいないし、蓮の花も近くにはよい花がなく、カワセミの姿もなくということで、カルガモを見ると水面に緑が映ってなかなかいい感じです。地味な服のカルガモですが、水面の緑がカルガモを引き立てていました。カルガモのそばには蓮の花のピンク色が映りこんでいます。
　しかし、それほど動きが早くはないもののピント合わせには苦労しました。試しにAFに切り替えてみましたが、動きを追いきれないようで、あきらめてMFで撮っています。

クワガタ

　雑木林のなかでクワガタムシを拾った。体長16,7ミリという大きさでチビクワガタかコクワガタだと思うのですが、どちらか分かりません。死んでいるのかと思って手にとると生きてはいましたが、どうにも元気がありません。近くのコナラの木に止まらせて写真を撮りましたが、とても暗いのでピントを合わせるのもやっとで、シャッター速度は3秒位でした。この日は他にヒラタクワガタの頭部だけが落ちているのを見つけましたが、アオバズクの食べ残しかもしれません。
　蚊取り線香を腰からぶらさげていても蚊に刺されながらの撮影でした。

8月の田圃

　8月下旬の田圃は、もう稲穂になっているところもあれば、まだ穂をつけていないものもあり、まちまちです。調度草刈をしていた農家の方とお話したところ、品種によって差があるとのこと。この日は涼しかったので、草刈をするには格好の日和でした。
　それにしても夏の谷戸は鳥の姿が少なく、それにこの日は霧雨で気温が低いため、昆虫もじっと葉陰で休んでいるらしく生き物の姿が少ない日でしたが、カエルの姿だけは目立ちました。それに珍しくカタツムリも見ることができましたが、カタツムリは私が子供のころと比べるととても減っているように思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか？

キチョウ

　霧雨の上に気温が低いためか、目の前まで接近しても逃げません。頭の近くに小さな水滴が付いていました。17日の撮影。

　ところで、私のパソコンはまだ買ってから4年経たないのですが、もう3回目の故障で修理費も大分かかっているので、嫌気がさし、新規購入しました。今度のはビスタなので使い方も違い、ソフトを入れなおしたり、元に近い状態に戻すのにかなりの労力を費やし、まだ復旧途上です。バックアップしていなかったデータもあり、パソコンがトラブルと時間的、精神的な負担はとても大きい。

盛夏の谷戸

　4週間ぶりに町田の谷戸に行ってきました。霧雨がぱらつく天気で涼しくて、それまでの炎暑が嘘のよう。
　ここは以前は蓮池などなく、湿地にはアカバナがあったのですが、このように改修したためになくなってしまい、ちょっと残念です。

　パソコンのトラブルのため、1週間ほど休止せざるをえなくなりましたが、再開いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。