EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

京阪本線

2007年02月09日 | 乗り鉄

060408kei8008  京阪は沿線住民ではなかったので、そんなに頻繁に乗ることはなかったが、親が香里園で商売をしていた関係で、枚方市まで京阪バスに乗って、枚方市から香里園まで京阪電車に乗ることは多かった。しかし、それ以外の区間に乗ることはまずなく、乗ったとしても区間内の枚方公園などで降りるぐらいしかなかった。ただ、子鉄だった私はそれでは飽き足らず親にせがんで香里園から淀屋橋経由で茨木市まで遠回りして帰ってもらったことがある。これが淀屋橋までの初乗りとなったが、それだけでなく京橋でわざわざ特急に乗り換えて3000系特急に乗せてもらったのをよく覚えている。淀屋橋駅をゆっくり見ることはできなかったが、やたらホームが長い印象のみが残っていた。特急で入線した為名物の縦列停車は見られなかったので、阪急の河原町と同程度という印象しか残っていなかったのだ。縦列停車を見るのは8000系の試し乗りをした高校時代が初めてとなった。

 京阪本線を完乗したのは先述した高校時代の8000系試し乗りの時となった。8000系先頭車のかぶりつき席を堪能したものだが、その時後ろの席の学生風の人が、腹痛を起し、車掌にトイレはないかと訴え、トイレはないので臨時停車しないといけないというやり取りをしていた。臨時停車すると救急車を呼ぶ必要があるとか言われていたが、電車は臨時停車することなく七条から京橋までノンストップで走り抜けた。その腹痛客は途中車掌にどこかへ連れて行かれたが、どう処置をしたのかはよくわからない。ごみ袋がどうのこうのという会話が聞こえていたが・・・。

031026kei22172  乗り潰し達成後も京阪はよく乗りに行った。とりわけ撮影をするようになってからは大和田を中心によく撮影に出かけているし、競馬をするようになってから枚方市あるいは淀屋橋、または四条など色々なルートを通って淀の京都競馬場へ足を運ぶようにもなって、京阪に乗る機会も増えた。競馬開催時の淀には急行が臨時停車するのが常だったが、10分サイクル化により、行きに関してはその処置もほとんどなくなってしまったし、競馬ファンもナリタブライアンの引退以降ぐらいから減少の一途を辿っているので、臨時停車、臨時列車の運転もかなり減っている。帰り便はかつてのダイヤでは臨時急行が頻発していたが、これも10分サイクル化でかなり減少している。臨時急行もノロノロと停まっていくため、阪神の甲子園ノンストップ特急のようにもっと大阪方面へ高速で走る臨時列車が欲しかったが、その設定もなく競馬輸送自体が落ち込むようになって10分サイクル化によってそれが顕著になってきている。ディープインパクトが無敗(無配でもあった!!)の3冠馬に輝いた菊花賞では淀に10万人以上の観客が訪れ、特急が臨時停車する事態にもなったそうだが、競馬ブームでも来ない限りそんな事態はもはやないだろう・・・今年オーシャンエイプスが3冠を取ればそれぐらいの混雑になるか?

060501kei9002  京阪も伝統の15分サイクルが崩れ、京阪間ノンストップの特急も阪急京都線同様徐々に停車駅を増やし、急行並みの停車駅数にまで落ちぶれてしまった。急行の停車駅はそれよりもはるかに多いので、快速急行並みというのが正しいのかもしれない。いずれにしても京阪特急の落ちぶれも底をついた感はあるが、特急車両がダイヤの実態にあっていないという新たな問題も出てきている。今後中之島線が開業する頃には、8000系の後継車両の建造も検討されるだろうが、その車両が8000系のように伝統の2扉、テレビカー、ダブルデッカー車付となるのか、9000系のような汎用車に近い車両になるのかは注目されるところだろう。