EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

京阪京津線

2007年12月11日 | 近畿

041127kei8053  京阪京津線には地下鉄直通後になって漸く乗車している。純然たる路面電車風の電車が走っていた時代には残念ながら乗車していない。地下化前の三条京阪にも行ったことがなく、京都界隈で地上を走っていた京阪電車は想像すらできない状態だ。物心ついた時には地下に潜っていたので仕方ないが、京津線については学生時代などにふらふら出かければ乗るチャンスはあったはずだ。学生時代はとかくケチケチ生活を送っており、電車に乗るには定期券で事が済む範囲以外は興味があるところ以外乗らないというスタンスだったので、金がかかる私鉄より18で乗れるJRの乗り潰ししかせずに鉄活動していたので、残念ながら京津線に乗ることはなかった。

 地下鉄に直通して4両編成の電車が走るようになった京津線は一見発展したようにも見えるが、実際には赤字を増やしただけの事業と見る向きが多い。三条京阪方面への運賃は京都高速鉄道分の上乗せで実質的に値上げしており、電車の本数も15分毎に減り、京津線利用者としては三条京阪以西への直通と引き換えに、値上げと不便を強要された感がある。本数が減っても山科以東では4両編成は輸送力過剰であり、JRからの乗り換えで利用が増える山科以西は京阪から切り離されてしまったので、京阪にしても京都高速鉄道~京都市営地下鉄への乗り入れは踏んだり蹴ったりの事業だったと言える。京津線の苦境は今後も続いていくと思われるが、何らかの対策を練らなければ利用者はどんどん減っていくばかりだ。月並みではあるが、浜大津からの急行運転や石山、坂本方面への直通なども検討してほしいところだ。