EXPRESS DIARY~鉄人日記~

鉄道に関することを日々徒然なるままに書いて行こうと思います。

南海多奈川線

2007年12月14日 | 近畿

031206tanagawa2203  南海多奈川線は3DAYチケットを利用して高師浜線、加太線、和歌山港線などとセットで乗車している。高師浜線のところでも書いたとおり、2回乗っているが、道中の天気はどちらも良くなかった。写真を見て頂ければ地面が濡れているのがわかるだろう。この写真は2回目の乗車の時のものだ。多奈川線乗車時はたまたま晴れ間が顔を覗かせていたのは幸いだった。多奈川線はかつて本線からの直通急行が運転され、深日港から出るフェリーと連絡する機能があったが、今はそれも廃止され支線にしては長めのホームが残るのみとなっていた。深日港から発着する定期便がなくなった今直通急行復活の望みもなく、多奈川線は現在の姿のまま推移していくものと思われる。岬町役場への足となっているので、近々に廃止される可能性は低いが、将来的に考えれば廃止も視野に入ってくるのではないかと思われる。多奈川から先、多奈川発電所方面まで線路を延ばして、同発電所や大阪岬マリーナへのアクセスを改善して利用者を増やす方向も考えられなくはないが、投資に対して利用者の絶対数が少ないだろうし、クルマ社会にどっぷり浸かっている地域だけに線路を延ばしただけで利用者増を望むのは無理があるだろう。多奈川線における積極策としては沿線に大阪、和歌山方面から客を呼べれる施設を造るぐらいしかないだろう。しかも、その施設はどうしても多奈川線を利用しなければならないというような条件がつけなければクルマに利用が流れるだけということは言うまでもない。