上越新幹線で高崎に入り、SLを見事に逃してしまったので、信越線撮り潰しの旅に出かけます。横川まで行って戻っても時間的に知れているので、時間潰しにはちょうどいいところです。もっとも信越線は毎時1本しか運転がないので、横川ではとんぼ帰りとなります。115系4連が到着し、早速かぶりつきます。横川までは何度も乗っていますが、撮り潰しできていなかったのでちょうどよい機会でした。前回訪問時には碓氷峠鉄道文化村の見学も行いましたが、今回は時間がないのでパスです。信越線は昔横軽時代に2~3回乗っていますが、機関車が電車を引っ張る様は写真には収めておらず、EF63のしょぼい写真が残っているだけです。もっと撮影に力を入れていれば・・・と後になって思います。フィルム時代にはホームページとかブログとかなにもなかったので、そういう活用法を思いもせず所詮写真なんて撮っても後で見ないのでどうでもいいというスタンスでいました。今になって思えば非常に残念です。また、フィルムカメラは現像するまでちゃんと撮れているかどうかもわからず、現像してみてがっかりと言うのが多かったので、写真に対する情熱がわかなかった・・・それだけ腕がなかったと言うことです。それはさておき、信越線は上越線との壮大な分岐を経て、左にカーブして上越線と分かれます。新幹線開業まで特急あさまがバンバン走る幹線だっただけに綺麗に複線化され、線形も悪くありません。しかし、今は毎時1本普通電車が走るだけで、たまに貨物なども走るものの、少なくとも複線の線路は無駄とい
う感じがしないでもありません。実際のところ貨物が走ったところでどこかで行き違えればいいわけで、複線を集約して単線にすることは可能と思われます。お金持ちのJR東日本なのでそれでいいのかもしれませんが、新幹線開業後に3セク化されるような路線であれば、必ず単線化されるか、気動車化されるかの状況です。高崎近郊は大学などもあり、利用者が望めるところもありますが、その他の区間はクルマで事足りるところも多く、毎時1本の電車では利用する気にもならんというところもあるかと思います。めぼしい観光地などもなく、唯一挙げられるのが終点横川にある碓氷峠鉄道文化村ぐらいでしょうか。しかし、この鉄道文化村にしてもEF63を構内運転させたり、面白い施設ではありますが、実際の碓氷峠のような魅力はなく、今から思えば碓氷峠の区間を残しておけば・・・と強く思う次第です。