Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

没入型映像「永遠のミュシャ展」

2025年01月15日 | お出かけ
 
本展は、世界中のアートファンから注目を集めるグラン・パレ・イマーシブとミュシャ財団が、パリで2023年に開催したイマーシブ展覧会を日本向けにアレンジしたものなのだそうです。
お洒落なリトグラフだけでなく、あの大作「スラブ叙事詩」シリーズも超特大スクリーンで見せてくれて大感激。
「スラブ叙事詩」は2017年に国立新美術館で観ました。
ミュシャが民族の誇り、故郷への想いを込めて、晩年の16年に描き上げたという大作20点に、ただもう感動しました。
以前、プラハのミュシャ美術館(向うでは「ムハ」)にも行ったことがあるのですが、リトグラフばかりで少々拍子抜けだったのでした。



今回のイマ―シブ・ミュシャ展は、没入型映像体験ができます。
お洒落なリトグラフ、スラブの叙事詩シリーズが、超特大スクリーンで観られる。
正面左右に違う映像と解説が出るので、キョロキョロしなければなりません。



床に平たい丸い座布団が置いてあり、そこに座って観るというのは想定外でした。
しかも私はいつものようにワンピースだたので、あんまりひどい恰好もできない。
ずっと座っていたら腰が痛くなってしまい、同行の友人も同じことを言うので、あきらめて途中で立ち上がりました。
その大部屋の一番後ろで立って観ようとしたら、スタッフがどうしたのですかと。
腰が痛いのでというと、椅子を二つ持ってきてくれました。
それがこの展覧会で一番嬉しかったことです。
お心遣い、ありがとうございました。



ミュシャ展を観た渋谷ヒカリエの韓国料理店水刺齋(スランジェ)でランチ。
参鶏湯(サムゲタン)は優しい味で、身体が温まります。



ミュシャ展(1月19日まで)


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「型破りな教室」

2025年01月14日 | 映画

アメリカとの国境近くにあるメキシコ・マタモロスの小学校。子どもたちは麻薬や殺人といった犯罪と隣りあわせの環境で育ち、教育設備は不足し、教員は意欲のない者ばかりで、学力は国内最底辺だった。6年生の半数以上が卒業を危ぶまれるなか、出産のため辞職した6年生の担任の代役として、マタモロス出身の教師フアレスが赴任してくる。子どもたちはフアレスのユニークで型破りな授業を通して探究する喜びを知り、それぞれの興味や才能を開花させていく。しかし、思わぬ悲劇が彼らを襲い…
(映画comより)



マタモロスの小学校で2011年に起きた実話を描いた本作は、本国で300万人を動員し、2023年No.1の大ヒットを記録したといいます。
メキシコがいかに危ない国であるかということは今までに観て来た映画や本などから、そして実際に少し旅行したことから多少は分かっていたつもりですが、しかしここはあまりにも酷い。
麻薬、殺人、犯罪、児童虐待が蔓延していて、何しろ本当に死体が転がっている。
悲惨な環境の中で教師も事なかれ主義、当然親は教育に無関心、教育委員会は業界と癒着していて、学校に届くはずのパソコンが届かなかったりする。
そんなところにやって来た熱血教師ファレスは、子供達の可能性を信じ、それを様々な手段で引き出そうとするのです。
「しかし、君たちは世界中のどんな子どもたちにも引けを取らないものを持っている。それは可能性だ」と。
“But you do have one thing that makes you the equal of any kid in the world, Potential.”



ゴミ山の麓の掘っ立て小屋に父親と住み、ゴミを拾って生活をしているが数学の天才である少女パロマ。
ギャングの下っ端である兄に続いて自分もそうなるつもりで、運び屋もどきのことをしている少年ニコ。
無計画に子供を産み、外で働いている母親の代わりに弟妹の面倒、家事すべてをこなしている少女ルぺ。
この中で、教師ファレスとパロマが実在の人物なのだそうです。
実際にパロマは数学で全国一位の成績を取り、雑誌「WIRED」に掲載されたフアレスとパロマを取り上げる記事がきっかけとなって、映画化の企画が立ち上がったのだと。
そしてパロマ本人が、この映画の大学図書館の司書役で出演しているのですって。


(パロマ本人)

ラスト近くで起きた悲劇にはもう、言葉もない。
これが現実ということか。
そしてこの大きな悲劇のみならず、この映画には他にも小さな悲劇が散りばめられている。
冒頭、やせ衰えたお婆さんをリヤカーのようなものに乗せていた緑のシャツの少年。
ラストではそのリヤカーにゴミを乗せて、小学校の門の外から覗いているのです。
どう見ても就学年齢であろうに、学校にさえ行けない子がいるということも現実なのかと胸が痛くなります。
原題は「Radical」です。☆4

「型破りな教室」 公式HP 

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朝、ベッドから起きる理由

2025年01月11日 | 社会

読売新聞の昨日の「ここにもニッポン」特集で、「生きがい」を取り上げていました。
欧州で今、「IKIGAI」という言葉がそのまま使われているのだそうです。
コンサルタント、旅行、出版、ヨガ、心理セラピー、化粧品にいたる様々な分野で使われているのだと。
スペイン人の作家エクトル・ガルシア氏が16年に出版した「IKIGAI」という本が火付け役であり、IT企業エンジニアとして来日した氏が、日本語を学ぶ中で一番印象に残った言葉なのだそうです。

ドイツのホテル・シュロス・エルマウには「IKIGAI」という名のレストランがあり、「伝統と革新が融合した料理を生きがいとして作っていく」というドイツ人料理長の思いが込められているのですって。
メニューには「ヒラマサの昆布絞め」などと和風を加味した料理が並び、ミシュラン二つ星を獲得、連日にぎわっているのだそうです。

生きがいを英語で何て言うの?とアメリカ人に聞いたら、「reason for living」とか
「raison d'etre」かなあと。
長すぎるし、あんまりピンと来ない。
確かにIKIGAIの方が良いような気がする。
「MANGA」や「KARAOKE」や「SUSHI」のように定着しているのかしら?

ガルシア氏は、生きがいを「朝、ベッドから起きる理由」と表現しているそうで、これは本当に分かりやすい。
晩年の母が調子が悪い時には、朝起きてまだ生きているかとガッカリすると言っていたことを思い出します。
そう言われても、どうすることもできなかったのですが…





トップ写真は「マグロとアボカドのサラダごはん」、トマトやフレッシュハーブ、リンゴ、レモンなどてんこ盛りの、フレンチスタイルのサラダ寿司です。
サラダ寿司って簡単そうだけど自分で作る気には中々なれないのですが、不思議に美味しい。
ローストビーフ丼がなくなっていたのは残念でしたが@キハチカフェ。

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頭を丸めて出直してください

2025年01月10日 | 


最相葉月デビュー30周年記念企画という「母の最終講義」を読みました。
五十代の母親が若年性認知症病となり、以来30年に渡って介護をしてきた著者の最新エッセイ集。
内容は介護のことだけではなく、社会のこと、音楽のこと、多岐に渡りますが。


”五十歳を過ぎて、母に育てられた年数よりも母を介護してきた年数が上回った。私には子どもがいないので、これは自分にとっての子育てのようなもの、運命なのだと言い聞かせた”
”約三十年、介護とそれに伴う諸問題で心身共に限界だった時期もあるが、不思議なことに最近は、母が身をもって私を鍛えてくれていると思えるようになった”


凄いなあ、よくこんな風に思えるなあとつくづく思います。
子育ても大変ですが、なんといっても子どもは可愛いし、小さな子どもは母親を嫌という程慕ってくれるし、光り輝く未来がある。
それに比べて、認知症の老親介護は…
母上はコロナ禍のうちに亡くなられ、著者は今、重病を抱えた御夫君と二人暮らしをされているらしい。
この人は読売新聞の人生相談の回答者をやっておられて、私はその回答も楽しみにしています。
そういえば以前、老親のお金の使い道についての相談に、彼女が実に切れ味の良い回答をしていたのに感動して、簡単にメモしていました。


60代の主婦からの相談で、施設にいる100歳近い母の預金残高が数百万円あるが、ケチな次姉がそのお金を管理していて手が出せない、家族や孫やひ孫も一緒に温泉にでも行きたいと思うのだがどうしたものかというもの。
最相さんの回答。
介護用品の購入や私設の諸費用の手続き、銀行や行政機関とのやり取りなどお金に関するやり取りは次姉がやってきて、感謝されこそすれ非難される筋合いはない筈。
そんな姉をねぎらいもせず、明細を要求し、ケチ呼ばわりした上で蓄えを一族の温泉旅行に使おうなんて、介護を知らない無責任な人の放言でしかない、頭を丸めて出直してください、と。


こんな人生があってこその、この一刀両断の回答だったのだと納得しました。

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「はたらく細胞」

2025年01月08日 | 映画

原作のアニメも知りませんでしたし、このタイトルの映画を自分が観るとは思わなかったのですが…
私の周りで評判がいいので観て来ました。
中々面白かったです。



高校生の日胡(芦田愛菜)は、父の茂(阿部サダヲ)と2人暮らし。健康的な生活習慣を送る日胡の体内の細胞たちはいつも楽しくはたらいているが、不規則・不摂生な茂の体内では、ブラックな労働環境に疲れ果てた細胞たちが不満を訴えている。そんな中、彼らの体内への侵入を狙う病原体が動き始め、細胞たちの戦いが幕を開ける。



若く健康的な日胡の肺のロケ地は、キラキラ輝くガラス張りの東京フォーラム。
不摂生な中年親父の体内のロケ地は、やさ暮れた場末の町、新横浜ラーメン博物館。
高校生の日胡が憧れの先輩と初デートを果たした際には、アドレナリン全開で何処もかしこもピンク色に輝いている。
この辺りは楽しかったのに、一旦日胡の体内に白血病菌が侵入すると、あっという間に健康な細胞が破壊され、抗癌剤で焼け野原となり、灰色の死の世界となるのです。
抗癌剤は無差別ミサイル攻撃、放射線治療は一帯を殲滅する死のオーロラという例えがよく分かりました。


(原作アニメのイメージにそっくり!)

人間の体内には37兆個の細胞が存在し、酸素を運ぶ赤血球や細菌と戦う白血球など無数の細胞たちが、人間の健康を守るため日夜はたらいているのだそうです。
その赤血球が永野芽郁、白血球は佐藤健。
キラーT細胞が山本耕史、肺炎球菌が片岡愛之助って分からなかった。
豪華な俳優陣が喜々として演じているのが楽しい。
突然、「ワルキューレの騎行」が鳴り出すシーンでは笑ってしまいました。
そして泣ける。
自分の体内で一生懸命働いしている37兆個の細胞に、いつもありがとうと言いたくなります。

「はたらく細胞」公式HP 

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子どもたちはチョコが食べられるのか?

2025年01月06日 | 社会

今日の読売新聞、中開き両面で明治のチョコレートの広告が。



「チョコレートは、食べる人だけでなく、その原料をつくる生産者の暮らしを、
この星の環境を、健やかにできているだろうか。
Meijiは動き出している。
カカオと共に様々な植物の苗を植え、健やかな森の再生を目指す。
良質なカカオ作りを支援し、生産者の生活の安定につなげる。
子どもたちと一緒にチョコレートを作り、学ぶ楽しさを伝える。
自分でつくったチョコレートを食べる子どもたちの笑顔が、私たちの力になる」

以前、ガーナはカカオの一大産出国ではあるけれど、ガーナの子どもたちはチョコを食べたことがないという話を読んで驚きましたが、ガーナ人に聞いたら、それは本当だということでした。
それについては、例えばこんな記事があります。
”ガーナは「チョコレートの国」か? チョコレートにみる「矛盾との向き合い方」”

少々長いので乱暴に要約すると、
ガーナは確かに世界第二のカカオ豆生産国であるが、現地ではチョコレートはあまり消費されていない。
その理由として、カカオ生産はかつて欧州の植民地支配のもとで広がったのであり、現地人は殆ど消費しないままに利益は宗主国に吸い取られた。そして今もチョコレート産業は、児童労働と人身取引の温床として見受けられるなどと書かれています。

明治製菓の活動がこのコピーの言う通りだったら、こんな嬉しいことはない。
もっと具体的な数字を挙げてくれれば説得力が増すのに、と思います。



平和な日本で、甘いものを食べる幸せ。
小ぶりの塗りのお重に、和菓子を詰めて和風アフタヌーンティにしてみました。
1段目は練り切り、2段目は花びら餅、3段目は夫用、いきなりビールのお供を。
もっとも練り切りも、一つ食べればもう十分です。



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愛情をもって育てたのに

2025年01月05日 | 社会

昨夜のNHKの番組で、久しぶりに白熊ピースの特集を見ました。
1999年12月、愛媛県のとべ動物園で生まれた白熊の赤ちゃん。
母熊に育児放棄され、同時に生まれたもう一匹は噛み殺される。
ピースは母熊から引き離され、飼育係の高市さんが自宅に連れ帰り、
同じ布団で寝て3時間おきにミルクを与え、我が子のように哺育する。
生後100日ほどたって、集合住宅では飼えないほどに大きくなったピースを
動物園に置いて高市さんが帰ると、一晩中泣き叫んで喉が枯れてしまったそうです。
高市さんの献身的な愛情でピースはすくすくと育つのですが…


ある日、ピースはてんかんの発作を起こしてしまう。
理由は断定できないが、結局ストレスから脳神経に異常を来したと考えられるのだと。
2005年にはプールの中で発作を起こし、うつぶせで動けなくなったところを、たまたまおりの外で見た高市さんが駆け寄り、人工呼吸をして助けたのだそう。
その後も度々痙攣を起こしているが、薬で対処しているのだと。



ここまでは、以前にも読んだり聞いたりした情報。
昨夜の番組では、現在のピースの老いについても触れていました。
ホッキョクグマの寿命は25~30歳位であり、ピースはもう老境に入っているのだそうです。
てんかんを抑える薬を毎日与えているが、それが肝臓に悪影響を与えることがある為、毎月の採血検査が欠かせないピース。
以前はお気に入りのソーセージを少しずつ与えながら、その間に採血をしていたのが、
それがどうにもできなくなってきた。
そして同じ所をグルグル廻ったりする、常同行動も増えて来たと。
それって、タロウも同じなのです。


長生きになった今、犬も歯石がつきやすく、歯周病にもなりやすい。
なのでタロウも以前は歯磨きをしていたのですが、今はもう噛みつくようになって、どうにもできなくなってしまったのです。
もう嫌なことは我慢できない。
そして常同行動も同じ。
大きな白熊も小さなタロウも、老いるという点では同じであったのか。
ピースは高市さんが必死に気に入りそうなオヤツを探し、とりあえずは採血できるようになったそうですが、それもいつまで続くのか。



人間に育てられたばかりに、今も高市さんを慕い、他の熊とは生活できなくなってしまったピース。
でも、母熊に放棄されて泣き叫ぶピースを放って置くことはできないよね。
母熊から育児放棄された仔熊は、安楽死させた方がいいという説もあるようです。
愛情をもって育てればいいというものではないのか。
難しいですね。

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あけまして

2025年01月02日 | 家庭

おめでとうございます。
年末、風邪で体調を崩し、軽いながらもすっきりせず、グダグダのままにお正月を迎えました。
昨日は次男夫婦が来ることになっていたので、大晦日の夜届いたカニとウニとイクラをお昼に。
夜は、やはり取り寄せた飛騨牛で焼肉を。
メインがなんとかなれば、あとは最低限のお節や、お雑煮やご飯や味噌汁を用意すればいいのでありがたい限り。
年末年始であろうと、指定した日にち(時刻すら!)にきちんとモノが届く日本という国は、まったくありがたいです。
今までの経験や、海外在住の友人の話から、そんな国ばかりでないということを散々見聞きしていますので。
その分、こんな時にまで働いてくれる宅配業者には、感謝の念しかありません。


タロウは次男によく懐いていたのですが、認知症になって以来、次男にもまったく関心を示さない。
以前は、次男が来れば千切れるほどに尻尾を振り、これでもかとまとわりついていたのに。
撫ぜたり抱いたり、次男がかまおうとしても嫌がって、逃げていくばかり。
ところが今回、お酒が入った次男がソファで寝ている時に、タロウも一緒に寝ているのに驚きました。



愛犬と一緒に寝る、こんな簡単なこと(以前はタロウにとっても至上の喜びだった)が、認知症になって以来、まるでできなくなっていたのです。
どうにも嫌がって、逃げて行ってしまう。
それなのに?
喜ぶ訳でもないが、それでもかすかに次男の匂いを覚えていたのか。
不思議であり、羨ましくもあり。


トップ写真は元気な頃のタロウ。
今年もよろしくお願い致します。


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「えらてかなわんわ」、神楽坂の鳥茶屋

2024年12月30日 | 家庭

27日にバレエを観に行った帰り道、どうにも身体が重くてだるかったのです。
翌日、微熱ながら発熱。
37℃台ですが、私は平熱が35℃台なので結構キツい。


年末に発熱ってなんだか既視感があるなあと思って自分の日記を見てみたら、2022年の12月28日に38℃の発熱をしている。
その日は水曜だったので、近所の発熱外来にすぐに行き、コロナ陽性と判明。
ところが今年は土曜日で、そこはもう診てくれないという。
しかも2年前の方がもっと熱が高く、全身が痛かった。
巷ではインフルエンザも流行っているようですが、インフル3回罹患した身としては、どうにもそうとは思えない。
これは只の風邪だろう、年末休みになってしまった今、救急で行くほどでもないだろうと、以前貰った風邪薬を飲んでのんびり休んでいます。


相変わらず微熱でたいしたことないのですが、身体がだるい。
ベッドで寝たり起きたり、食欲はなし。
何より、サッサと動けない、やる気が出ない。
例えばリビングのテーブルで風邪薬を飲む、その薬の袋と水のコップをサッと片付けることができない。
そんなんだから、テーブルの上にあっという間にモノが溜まっていく。
新聞、リモコン、ノートPC、ティッシュ、マスク、のど飴、等々。
普段は、テーブルの上に何も置かないようにしているのに。
年末だから大掃除の仕上げもしたい、トイレの床マットやシーツも洗いたいのに、とっても無理。


亡母が晩年、「えらてかなわんわ」と呟いていたのを思い出します。
岐阜では疲れた、苦しいという意味で、えらいというのです。
高齢者の居住スペースが雑然とするのは、こういうことなのかなと思ったりします。
無論、最後まできちんとしている高齢者もおられることでしょうが。



写真は先週行った、神楽坂の鳥茶屋
うどんすきが美味しいこちら、毘沙門天のすぐ近くの本店はコロナ期に閉店してしまいましたが、別邸は健在でした。
太さ2㎝以上のもっちりとしたうどんの上に、鶏肉、エビ、蛤、カマボコ、湯葉、野菜がたっぷり。
出汁が効いた、薄めの上品な味付けです。

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王子様は日本人!ジョージア国立バレエ団

2024年12月28日 | 劇、オペラ、コンサート

この年末は、有名な海外バレエ団の来日が目白押しです。
最初は、ウクライナを支援する意味でウクライナ国立バレエの「ジゼル」を観ようと思ったのですが、11月中旬に予約しようとしたら、良い席が全く残ってない!
ということで、ジョージア国立バレエ団の「くるみ割り人形」を予約して、昨日、東京文化会館で観て来ました。


(これはネットから)

ジョージアの首都トビリシを舞台にした、ジョージア国立バレエのオリジナル版。
「くるみ割り人形」は新国立劇場、Kバレエなど何度も観て来ましたが、今回は衣裳や舞台装置など随所にジョージアの趣が感じられ、演出や振り付けも違うのです。
ネズミ軍団をくるみ割り人形が倒すと、王子様に変身するお馴染みのストーリー。
くるみ割り人形の仮面の下から出てきたのは、なんと日本人のダンサー!




後で調べてみたら、湯沢市出身の細谷海斗君、2歳でバレエを初めて中学卒業後にロシアのバレエアカデミーに入学、2年前からジョージア国立バレエに入団したのだそうです。そして最高位のリーディングソリスト・プリンシパルに。
後半の、お菓子の国の王子様も日本人ダンサーでした。
日本人、頑張っているのねえ。
ピアニストの反田恭平氏の本を読んで、ロシア留学時代の環境の劣悪さ(寮のトイレは便座がない、シャワーはお湯が出ない、断水だらけでトイレも流せない、窓は壊れていてマイナス20℃の隙間風がビュービュー入る等)に驚愕したものですが、そんな中で頑張ったのですね。
伝説のプリマ、ニーナ・アナニアシヴィリが芸術監督で、最後に挨拶されたのにも感動しました。



その後、上野のブラッスリー・レカンでプチ忘年会。
なんとか今年も生き延びたねと乾杯しました。



海外の名門バレエ団でトップに!湯沢市出身のバレエダンサー

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