Zooey's Diary

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「自分ダメ」日本突出

2009年04月06日 | 社会
3月21日に開花宣言が出たこちらの桜は、12日ぶりにようやく満開となり、
週末は見事なお花見日和でした。
海を挟んだ隣の国がミサイルを発射したり、日本がそれを誤認報道したりと
色々な意味で騒がしい週末でもありましたが。

昨日の朝日新聞の教育面に、それとは別に悲しい記事が。
「日本の中高生は、他国に比べて自分の能力に最も自信がなく、疲れも突出している」のだそうです。財団法人の日本青少年研究所が日米中韓4カ国の中高生を対象に調査したところ、こんな結果が出たのだそうです。

「自分に人並みの能力があるか」という問いにたいして
「あまり思わない」「まったく思わない」と答えた日本の生徒は、高校46.7%、中学45.6%と4か国中最多。最も少なかったのは米国で、高校7.6%、中学6.3%。

「自分はダメな人間だと思う」率も日本がずば抜けて高く、
「とても思う」「まあ思う」を合わせると高校は65.8%、中学は56.0%。

「生徒の自治活動」「社会や政治への参加」「外国留学」のどれをとっても、日本の中高生は、極端に消極的であるようです。これは、各国の中高生それぞれ千人ずつ、計8千人を対象に、08年の10月に行われた調査なのだとか。

限りない未来を持つ筈の青少年が、自分をダメだと思う率が半数を超えるって…
これはやっぱり相当悲しい問題なのではないでしょうか?
こんな国に未来はあるのか?
日本人の謙遜や、中高生特有のテレを考慮したとしても。
でも、自分の中高生の頃を思い返してみても
やっぱり、それほど前向きな答えが出たとは思えない。
今はずうずうしほどに脳天気な(と家族に言われている)私でさえも。

これはやっぱり、教育の違いから来るものなのでしょうか?
国民性の違い?
なんでこんなに違うの?

答えは簡単に出るものではないでしょうが
そのひとつに、「褒め育て」の効用もあげられるのではないかしら?
私は外国に住んだ経験はないのですが
日頃親しくしているアメリカ人や、我家にごく短期間泊めた欧米の学生などのことを考えると、彼らは実によく褒めてくれるのです。
私のトールペイントの作品や、狭いマンションのインテリアや、料理などあらゆることに。
無論、お世辞もたっぷりあるでしょうが、彼らを見ていると、何気ないことを褒めそやすということが、自然に習慣づいているような気がします。
この人はきっと小さな頃から褒められて育ったのだろうな、と。
でも、日本人から誉められたこと、特に中高校生の頃褒められた経験ってあんまりないような気がする…
どんな子どもでも褒めちぎってあげれば、「自分をダメ」と思う率は低くなるのではないのでしょうか?

かといって、自分が「褒め育て」をしたのかと訊かれれば
私も答えに詰まるのですが…
コメント
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