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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

自由と引き換えの孤独

2012年03月20日 | 社会

”「寒いね」と話しかければ
「寒いね」と答える人のいるあたたかさ”
今日の朝日の天声人語は、俵万智さんのこの歌で始まっている。
東京都の一世帯あたりの平均人数が2人を割り、1.99人になったのだそうです。
”いまや家でものを言う相手のいない人が都民の平均像ということになる”と。

調査を始めた1957年は4.09人だったのだそうです。
東京は大学生や会社員など一人暮らしの若者が多いし、
晩婚化や少子化が進んでいるし、などが理由か思っていたら
単身の高齢者の数が急上昇しているのだと。
ああそうか…
だから孤独死も増えているのか。

そうなると今度は、昔の大家族がよかったという懐古主義が出てきたり
地縁血縁をもっと大事にしようという声が出てきたりしますが…
しかしそれには当然、マイナス面も付いてくる。
大家族となれば当然主婦の負担は増えるし、嫁と姑のいざこざも出てくる。
プライバシーも侵害され、自分の自由な時間など激減する。
大勢の家族をまとめるために家長制度が復活すれば
結婚や進学などで選択の自由を奪われたり、宗教を押しつけられたり。
地縁血縁も大事ですが、その為の煩雑な付き合い(頻繁にある法事や寄り合いなど)も
非常に煩わしいものです。
そういったものから解放されたいというのも、私が地方から出てきた理由の一つなのですから。

諸刃の剣。
自由と引き換えの孤独。
楽な自由がいいけれど孤独は嫌、というのは少々身勝手な気もします。
老後を迎えた時、私が同じことを言えるかどうかは定かではありませんが…



写真はFaceBookから
コメント (16)
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