FBで見つけた写真。
大きな、怖い鳥の顔。
恐竜みたいで、物凄いインパクト。
例によって説明なし。
これ何処かで見たことあるなあと、つらつら見ていて思い出しました。
以前、新聞にこの鳥についての記事が載り、私はそれについて短文を書いていたのです。
非公開のブログだったので、こちらにご紹介します。
”2007年10月27日朝日新聞。
「恋心が募るあまり、一日中固まったかのように立ちつくしている鳥がある。」
そして、大きな顔をした鳥の写真が…
これはこの6月、ドイツから上野動物園にやってきたオスのハシビロコウ。
名前はシュシュ・ルタンガというのだそうです。
130センチというのですから、かなり大柄。
園にはメスのハシビロコウが既に3羽おり、
最初つがいにさせようと同居させたが
ルタンガが追いかけまわし、嫌われてしまったのだそうです。
仕方なくオスとメスのエリアを竹柵で分け、
そこからルタンガの片思いが始まったのだそう。
メスのエリアに向かってピクリとも動かず
何時間でも立ち尽くしているのだそうです。
なんだか可哀そう…
でも、立ち尽くすのは
実はハシビロコウの習性なのだとか。
生息地のアフリカ中部の湿地帯でも
浅瀬で数時間動かず、油断して足元に近づく魚を食べるのだそうです。
それにしても
なんともユーモラスな顔じゃありませんか。
寝癖がついたようなヘアスタイル、口角がクィッとあがったクチバシ。
小さな瞳は水色なんだそうです。
ヘタクソに描いた漫画の恐竜みたい。
この顔で、何時間も立ち尽くしてるなんて…
ルタンガ君、
やたらと追いかけまわしても駄目だけど
ただ待ってるだけでも見込み薄いよ?
でも、竹柵があったのじゃあ、手が出せないねえ。”
これはもう5年も前の記事なので
今はどうなったのか検索してみたら、ルタンガ君、健在のようです。
お嫁さん探しがどうなったのかは分かりませんでしたが…