Zooey's Diary

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手抜きのさえずり

2015年05月12日 | 社会
昨日の朝日新聞。
ウグイスの「ホーホケキョ」というさえずりは、競争のない環境にいると
「ホーホピッ」など単純な節回しに変化してしまうのだそうです。

国立科学博物館の浜尾章二氏が米科学誌に発表したところによると
ハワイのウグイスの鳴き声は、日本のそれよりも低く短い音で、
音程の変化も乏しい単純な構造になっているのだと。
ハワイで野生化しているウグイスは、日本から約80年前に持ち込まれたもので
日本のウグイスが季節ごとに移動して春先に繁殖地で縄張り争いをするのに対し、
ハワイでは通年同じ場所にとどまり暮らしているのだそうです。
そしてあのさえずりは、オスが繁殖期に発するもので、
縄張りを確保しメスを引きつける役割があるのですって。

なるほど。
春先に聞かれるウグイスの声は「ホーホケッ」「ホケッケ」などと短く、
頑張れ!と応援したくなるようなヘタクソなものが多いのですが
段々上手に「ホ~ホケキョ!」と鳴けるようになるのを微笑ましく聞いていました。
あれは一生懸命場所取りをして、お嫁さんを呼んでいたのね。
そして競争する必要がないと手抜きになってしまうのね。

鳥も人間も一緒…(^^;

ウグイスが「ホーホピッ」競争ないとさえずり手抜き?
http://www.asahi.com/articles/ASH58460WH58UJHB007.html


高野山金剛峰寺の蟠龍庭(ばんりゅうてい)。日本最大の石庭だそうです。
コメント (10)
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