Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

腹ペコあおむしと「エミュ」

2016年02月25日 | グルメ


今日の朝日新聞の「福岡伸一の動的平衡」というコラム。
世界中で愛されているエリック・カールの絵本「はらぺこあおむし」を
取り上げています。
りんご、なし、いちご、手当たり次第にむしゃむしゃ食べる青虫を
あれは実はあり得ないことだと断罪している。
青虫はあんなに色々貪ったりはしない、アゲハチョウなら蜜柑か山椒の葉、
キアゲハならパセリか人参、というように決まっているのだそうです。
どんなに腹ペコでも、絶対に他の葉っぱは食べないのですと。
何故か?
”それは限られた資源をめぐって無益な争いがおきないように、
長い年月をかけてそれぞれの種が互いに譲り合い、自然界の中に
自分の生きるべき小さな隙間を見出したから”
私はこれだけをよすがに生きて行くという、独立宣言なのだそうです。



実家の裏庭に山椒の木がありました。
大きくグロテスクなアゲハチョウの幼虫が何匹も付き、
それを見て鳥肌を立てながらも、毎年よく間違いもせず、
同じ虫だけが付くものだと感心したものです。
人間もちょっとは控え目にならなきゃとは思うのだけど。

恵比寿のフレンチ・レストラン「エミュ」、ミシュラン一つ星。
こちらのスペシャリテの「野菜のエクスポジション」。
根菜から葉菜まで、完全無農薬野菜28種の豪華円形ステージ。
青虫とは違って貪欲に、美味しく頂きました。
その他に「桜マスのコンフィとホタルイカ」
「スズキのヴァプールと桜エビのフリット」
「イチゴのリゾット仕立て ミルクのソルベ」
「小菓子とコーヒー」



今月こちらで、友人のイラストレーター渡邊明氏の絵が展示してあるということで
友人7人と集まったのでした。
雑誌「カー&ドライバー」の表紙のイラストを20年以上描かれているという
渡邊氏の、今回は珍しく車以外の絵も。
美味しいお料理、美しい絵、気の置けない仲間たちとの楽しい会話、ありがとう!



「エミュ」 http://www.emu-francaise.jp/
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする