
エジプトという国の正式名称は、エジプト・アラブ共和国というのですね。
成田からカイロまで夜便で13時間ほど、現地時刻の夜中3時頃に着いて
そこから国内線に乗り換え、ルクソールに朝6時頃着。
そのまま一日観光という、少々きついスケジュール。
飛行機の中で熟睡すればよいわけですが、中々そうもいきません。
しかも暑い!この日の気温は33℃。

午前中、ルクソール神殿とカルナック神殿へ。
どちらもアムン神を祀った神殿ということです。
スフィンクスが並ぶ参道、ツタンカーメンとその妻アンケセナーメンの座像、
ラムセス2世王女像、大列柱廊などがあります。
どれもこれも、とにかく巨大!
巨人の国に迷い込んだような気分になります。

この巨大なオベリスクは二本一対だったものが、右側のはフランスに取られたのですと。
そういえば、パリのコンコルド広場で写真を撮りましたとも。
こんな巨大なものを、しかも神聖な神殿という場所からよく取って行ったものだと
今更ながらに感嘆。

この写真の左端にいる長衣の老人、小さな声でバクシーシ、と言って来ます。
バクシーシというのはチップのことで、こうした人に行く先々で出逢いました。
写真を撮ってやるとにこやかに近づいて、撮ったからバクシーシ、
馬車に乗せたからバクシーシ、説明してやったからバクシーシという具合。

イスラム教では、お金を持つ人がない人に施しをするのは当たり前と考えるらしい。
そうは言っても・・・
あまりのしつこさに、これだけ高度な文明を紀元前3千年に造り上げた人々の末裔が
何故こうなの?と思いたくなる。
それはエジプト旅行中、ずっと思ったことでした。
#welovegoo