楊逸の小説は芥川賞受賞作品「時が滲む朝」の他、何冊か読みました。
文革によって幼少期に過酷な下放体験をし、その後日本に移住した著者の、これは覚悟の告発本です。
この人は「新型コロナウイルス蔓延は中国政府による人災だ」と言い切っています。
生物兵器として新型コロナウイルスをコウモリを媒介にして改変し、それを世界にばらまいたのだと。
それを証明する情報、文献などを多々並べ立てています。
当初「発生源は海鮮市場のコウモリ」と言われたが、「0号患者」と呼ばれる最初の患者(武漢ウイルス研究所勤務の女性、名前も出ている)は武漢の海鮮市場を訪れていない。
「ウイルスは武漢P4実験室から来た」のだと。
著者によると、2019年の1年間、中国の人民解放軍は、生物兵器を使ったシミュレーションを、毎月のように実地していたのだそうです。
12月の軍事演習では、南京近くの軍港で「クルーズ船で感染が発見された場合のシミュレーション」を。
これは軍事演習に参加した機関のサイトで確認できるそうですが、だからあの「ダイヤモンドプリンセス号」の感染は、ウイルスを世界に拡散させるために意図的に感染患者を乗船させたのではないかと。
そして感染源となった高齢の香港人の正体。
なんとその人は、香港のパスポートは持っていたものの、元々は中国内陸の汚職官僚で、クルーズ船に乗る直前まで刑務所にいたのだと。
何故か急に釈放され、香港から船に乗り込み、ろくに調査しないうちに死亡してしまったと。
これだけでもかなり鳥肌が立ちましたが、他にも著者の辛酸を舐めた下方体験、新疆ウイグル自治区での非道な弾圧、「再教育施設」という名前の強制収容所での拷問、中国官僚社会の腐敗しきった様子をこれでもかと。
なんと中国の刑務所関係者から流出したという「売買臓器の価格表」まで出ているのです。
ここまで書いちゃっていいのかと心配になるくらいの内容。
著者は、地獄のような共産党独裁政権の中国には帰りたくないと2011年日本国籍を取得。
中国政府に洗脳されている中国人、そして、いくらなんでも国家がそこまでしないだろうと疑わない、あまりにも人が良すぎる日本人に警鐘を鳴らしたくてこの本を書いたのだと言っています。
「わが敵習近平」
文革によって幼少期に過酷な下放体験をし、その後日本に移住した著者の、これは覚悟の告発本です。
この人は「新型コロナウイルス蔓延は中国政府による人災だ」と言い切っています。
生物兵器として新型コロナウイルスをコウモリを媒介にして改変し、それを世界にばらまいたのだと。
それを証明する情報、文献などを多々並べ立てています。
当初「発生源は海鮮市場のコウモリ」と言われたが、「0号患者」と呼ばれる最初の患者(武漢ウイルス研究所勤務の女性、名前も出ている)は武漢の海鮮市場を訪れていない。
「ウイルスは武漢P4実験室から来た」のだと。
著者によると、2019年の1年間、中国の人民解放軍は、生物兵器を使ったシミュレーションを、毎月のように実地していたのだそうです。
12月の軍事演習では、南京近くの軍港で「クルーズ船で感染が発見された場合のシミュレーション」を。
これは軍事演習に参加した機関のサイトで確認できるそうですが、だからあの「ダイヤモンドプリンセス号」の感染は、ウイルスを世界に拡散させるために意図的に感染患者を乗船させたのではないかと。
そして感染源となった高齢の香港人の正体。
なんとその人は、香港のパスポートは持っていたものの、元々は中国内陸の汚職官僚で、クルーズ船に乗る直前まで刑務所にいたのだと。
何故か急に釈放され、香港から船に乗り込み、ろくに調査しないうちに死亡してしまったと。
これだけでもかなり鳥肌が立ちましたが、他にも著者の辛酸を舐めた下方体験、新疆ウイグル自治区での非道な弾圧、「再教育施設」という名前の強制収容所での拷問、中国官僚社会の腐敗しきった様子をこれでもかと。
なんと中国の刑務所関係者から流出したという「売買臓器の価格表」まで出ているのです。
ここまで書いちゃっていいのかと心配になるくらいの内容。
著者は、地獄のような共産党独裁政権の中国には帰りたくないと2011年日本国籍を取得。
中国政府に洗脳されている中国人、そして、いくらなんでも国家がそこまでしないだろうと疑わない、あまりにも人が良すぎる日本人に警鐘を鳴らしたくてこの本を書いたのだと言っています。
「わが敵習近平」