Zooey's Diary

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時代遅れと言われても

2021年12月24日 | 社会

昨日は、横浜での着付け教室の着物販売会でした。
例の、教室のカリキュラムに組み込まれ、行かないことは許されないという販売会です。
また同じように午前中は着物についての講義、そして午後は試着&販売会。

前回の私の頑な態度に呆れたのか、今度は少々違う勧め方で攻められました。
今の流行りというコートを、強力に勧められたのです。
着物自体は時代によってもそんなに変わらないと思うのですが(厳格に言えば随分と違いはあるらしいが、古いのでも着られなくはない)、コートの型は時代によってまるで違っているというのです。
私が若い頃に流行った道行コートは、襟口は四角で、丈短め。
それが今は、襟は着物のように合わせの型、膝下までの八分丈、あるいは足首までの長丈が主流だと。


(今の長コート、ネットから)

勧められたコート用の反物は勿論正絹、デザインもお洒落、そして強力な撥水性があるのですって。
雨は水玉となって転がり、これがあれば大雨の日でも大丈夫です、
羽のように軽く、畳めば小さくなるからバッグに入れてもいい、オールシーズン使えますと。
私が着せて貰った着物と帯、コート合わせて大サービスの72万6千円!(前回の138万円よりはずっと安く感じる)
コートだけならなんとたったの22万円!


(短い道行、何故か鳩に豆鉄砲の顔してますが)

少々、心は揺らいだのです。
先生にはお世話になっているし、まるきり只で着付けを習うのも心苦しいし、コートくらい作るか。
と心の中で迷ったのですが、私が結局そうしなかったのは、そのデザインが好きになれなかったからです。
足首まですっぽり隠してしまったら着物がまるで見えないし、ネズミ男の衣みたい。
昭和の遺物とバカにされようと、私は短めの昔の道行の方が好きなのです。
それだってピンク、抹茶、ベージュ、赤と色々持ってるし。
ということで、電卓でローン計算をしているスタッフを尻目に、申し訳ありません、やっぱりやめますと必死に逃げ出したのでした。


やはり何とか無事に脱出した友人と、帰りにみなとみらいのホテル・カハラのラウンジで乾杯。
ホノルルのカハラが横浜に去年できたと聞いて、行ってみたかったのです。
最上階のラウンジから、横浜の夕暮れを見渡すことができました。
折しも大阪で、着物の悪徳商法の会社の社長が逮捕されたばかり。
この商法、なんとかならないのでしょうか。


「身寄りのない高齢者は売りやすい」きもの松葉

コメント (8)
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