Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

京都旅行③高野山

2015年05月09日 | 国内旅行


高野山は遠い。
大阪から全席指定の特別列車が出ていますが、朝の時点で全て売り切れ。
仕方なく乗り継いで、大阪から2時間半くらい。
そこからケーブルカーに乗り、標高900メートルの山頂まで更にバス。



高野山は、平安時代に空海が真言密教の総本山として開いた山で、
山内には100以上の寺院、52の宿坊があるのだそうです。
今年は1200年開創記念ということで、その中心となる金剛峰寺や根本大塔では
様々な行事が催されていました。
この写真はその一つで、100人以上のお坊さんが粛々と歩いて金堂に入って行き、
舎利会と呼ばれる法要を行うのだそうです。
これは31年ぶりの法要なのだそうで、大勢の見物客が詰めかけ、テレビ局のスタッフが取材をしていました。



高野山のお坊さんというのは、さぞ浮世離れした人たちかと思っていたのですが
たまたま私の近くにいた3人のお坊さん、ため口で話し、iPhoneを
衣の袂から取り出していじっていたのでちょっとびっくり。
そりゃこの人たち、ウチの息子たちと変わらないような歳だものねえ…
私がくだらない質問をしても、感じよく答えてくれました。



こんな奥深い山の中に、どうも外国人の姿が多いと思ったら
こちらフランスの旅行ガイドブックミシュランに取り上げられたのだそうです。
高野山は「わざわざ訪れる価値のある場所」として3つ星を獲得。
「印象深さ」という点で高く評価され、「浮世と全く違う時間が流れている。
西洋人にとって神秘的」と紹介されたのだと。
なおかつ今年、ナショナル・ジオ・グラフィックの「世界の一度は行くべき場所」に
日本では唯一の場所として撰ばれたのだそうです。



弘法大師御廟、いわゆる奥の院は、何キロにも渡って巨大な老杉が高くそびえ、
そのもとには20万墓を超える墓碑が立ち並んでいます。
歴代の天皇、公家、大名など、ありとあらゆる有名人がここに眠っているのだそうです。
写真の杉の木は樹齢600年だとか。
こんなのがゴロゴロありました。



2015年ナショジオが選んだ一度は行くべき場所
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52179884.html
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京都旅行②比叡山

2015年05月07日 | 国内旅行
一日目の午前中、京都駅からバスで比叡山へ。
ここに最澄が延暦7年(788年)に草庵を建てたのが始まりという、延暦寺があります。
標高848メートル、山頂付近では八重桜が満開でした。
総本堂である根本中堂がある東堂地域、釈迦堂がある西塔地域、
元三大師堂がある横川地域を全部歩くと2時間くらい。
山道なので登ったり降りたり、結構歩き甲斐があります。

(延暦寺)

人でごった返していた京都駅に比べると、観光客もまばらな感じ。
何処からともなくカッコウの声が聞こえ、この日は夏日だったのですが
葉影を歩くと少々ひんやりして心地よい。
しかしここ、この季節はいいけれども、冬は雪に埋もれるのだろうなあ。

(延暦寺)

ものの本に「千日回峰行」という言葉を見つけて驚いたことがあります。
これは、7年間かけて比叡山の峰々を巡って礼拝する修行なのだそうで
9日間の断食・断水・不眠・不臥も含まれているのだとか。
回峰行者がまとう白装束は、行が半ばで挫折するときは自ら生命を断つという
覚悟を示す死装束ともいわれるとか。
およそ人間ができることとは思えないのですが
これを実際にやり遂げた人がいるというのだから凄すぎる。

(銀閣寺)

ロープウェイとケーブルカーで楽に山を下り、電車で京都市街へ。
銀閣寺に寄ったら、人、人、人。
しかも外国人が多いこと!
3年前に京都に行った時は中国人が多いことに驚いたものですが
今回は欧米人の多さに驚きました。
華やかな着物姿の若い女性が多いのにも驚きましたが
よく見ると着物の柄に季節感がまったくなく、歩く姿は行動的、というかガニマタ。
外国人客向けの観光サービスのようです。

(哲学の道)

銀閣寺から哲学の道を歩いて南禅寺へ。
先斗町の料理屋で夕食を頂いて一日目が終わりました。

(南禅寺)

千日回峰行 http://www.tendai.or.jp/shugyou/
コメント (4)
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京都旅行①

2015年05月05日 | 国内旅行

(珍しくグリーン車@新幹線。朝食弁当)

連休に京都へ行こうと夫が言い出したのは、四月中旬だったか。
そんな頃に予約が取れるものなのかと思っていたら
やはり、京都のめぼしい宿は何処も満室だったようです。
ところが夫はあきらめなかった。
大阪のホテル日航を二泊取ったのでした。
確かに、大阪だったら京都に近いものねえ。

久しぶりの京都、何処へ行こうとワクワクする私に夫が言ったのは
今回の目的は、比叡山と高野山だと。
そ、そんな山の中…
比叡山は最澄が開いた天台宗、高野山は空海が開いた真言宗。
遥か昔学校で習って、私が覚えているのはそれだけ。
私と同じく無信心無宗教の夫がどうしちゃったんだか。
なんで?と訊いても、一度行ってみたかったんだと、それだけ。
どうせ行くのなら、私は山登りよりも市街の名所を訪ねる方がいいのだけど。
でも国内旅行に関しては私はそれほど乗り気になれず、いつも夫に任せっきりなのです。


(延暦寺)

いずれにしても京都に行くのだったら、私には会いたい友人がいました。
3年前に京都に行った時に会って以来の女子友二人。
ランチでもディナーでもできたら、と連絡しようとしたのですが
夫が、自分が一緒の時にわざわざ会うまでもないだろうと。
だって、3年前にはいいって言ったじゃないの?と訊くと
ありゃ結婚式に行ってたからよかったけど、と。
そういえばそうだった。
3年前、夫が京都の結婚式に出席している間、私は京都の友人に
半日つきあって貰って楽しく過ごしたのでした。

何も今回会わなくても、いつでも又会いに行けばいいじゃないか、と夫。
いや、わざわざ会いに行きませんから。
京都まで行くから、そのついでに会いたいのに。
夫がこんな分からず屋だとは思わなかった…


(比叡山の桜。まだまだ満開でした)

でも今回は(今回もと言うべきか)、新幹線から宿からバスから何から何まで夫任せなので
そうそう文句も言えない。
結局、1日目比叡山、2日目高野山、3日目京都の市街を廻り、
その後、夫は自宅に直帰、私は岐阜の実家に寄ることに。
3日目の夕方、夫と別れてから岐阜に行くまでの数時間なんとか友人に会う算段を立て、
4月30日、京都旅行は始まったのでした。


(比叡山からの眺め。遥か琵琶湖が望める)
コメント (14)
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