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Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

カジュアルな祝宴

2020年01月13日 | 家庭

昨日は長男の結婚式でした。
友人を100人ほど招いてのカジュアルな宴で大騒ぎ。
自分たちですべて手配し、親は招かれて末席に佇むのみ。

先月、東京會舘で大掛かりに行われた昔ながらの甥の結婚式とは対照的で
来賓も席次表もなく、スピーチもなければ花束贈呈もない。
場所もThings Aoyama Organic Gardenという、青山の新しい会場。
新郎新婦、よく食べ、よく喋り、まあ楽しそうなこと。
若い人たちが大勢盛り上がっているというだけで、親は蚊帳の外という感も否めないのですが
それでもこんなに沢山の友人たちが集まって祝福してくれるというのは、嬉しいことです。



私は黒留袖を着たかったのですが場にそぐわないということで、昔作った訪問着を。
ピンク地に大ぶりの蝶々が舞い、この歳で恥ずかしいのですが。
しかし、やはり昔作ったままの黒留の出番はあるのだろうか?



若い二人がこれからも仲良くしてくれることを祈るばかりです。

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タロウ図鑑

2020年01月11日 | 家庭

メキシコで買ったメチャ辛いピーナッツ菓子。
夫と私が一粒ずつ食べて無理!と残した300g入りの袋を、留守中にタロウが棚から引きずり出して完食。
その後、下痢も嘔吐もせず、ホッとしましたが。
翌日には、真っ赤なウ〇チが何度も。
ちなみにこのお菓子、もう一袋買ったので、いつも行っている整骨院に持って行きました。
体育会系のたくましい整体師のお兄ちゃんたち、罰ゲームとして楽しんでくれたようです。


タロウは消化器系はやたら丈夫なのでありがたいのですが
12才の今、椅子に座っている私の膝の上や、車の座席に飛び乗る勢いが
少々衰えて来ました。
以前は所かまわず瞬時に飛び乗って来たのに、最近ではためらったり、助走が要ったり。
時には失敗して落っこちることも。
失敗した時の、あれ?なんで?という顔が、なんとも気の毒。
タロウよ、お前もか…



メキシコで買ったガイコツの置物、ウチに来たお客様には引かれるようです。
私は結構気に入ってるのですけど。


ついでに図鑑も作ってみました。


 

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「森瑤子の帽子」島崎今日子

2020年01月10日 | 


もう若くない女の焦燥と性を描いた「情事」ですばる文学賞受賞、38歳でデビュー。
瞬く間に流行作家となり、52歳で逝去するまでの15年間に100冊を超える本を書いた森瑤子。
その華やかなライフスタイルで世の女性の憧れとなった、グラマラス作家の評伝。

芸大でヴァイオリンを学び、ハンサムなイギリス人の夫と美しい3人の娘を持ち、
六本木と三崎、そして軽井沢に居を構え、島やヨットを買い、パーティや旅行に明け暮れる。
英語を流暢に操り、性愛や夫婦関係、母娘の葛藤についても赤裸々に語る。

若い頃、彼女の新刊が出る傍から読みましたとも。
特に息子たちが小さくて家から出られなかった頃に、夢中で読んだ気がします。
彼女の小説は軽くてスタイリッシュで、育児に追われて閉塞感いっぱいの身には夢のようであり、また切れ端の時間に読むのに丁度よかったのです。
「自分に収入がないという状態は私を鬱屈させたが、何よりもまいったのは、社会から隔離され、置き去りにされ、忘れられてしまったように感じたことだった。不安や不満で鬱々とした毎日。それが影響して夫婦の関係も最悪だった。私はまず、強烈に、自分がここにいると世界に向かって叫びたかった」(プライベート・タイム)
という独白に痛く共感し、またその小説に描かれる洗練された生活、スノビッシュな、そして機知に富んだ会話に憧れずにはいられませんでした。


今回、彼女の周りの多くの人々の証言を丹念に取られており、森瑤子の著書からだけでは分からなかった、彼女の別の姿が浮かび上がって来ました。
驚いたことは沢山ありますが、その一つ。
彼女が学生時代に心酔していた同級生の林瑤子。
「私の親友だった。彼女のヴァイオリン演奏の清潔な甘美さと、誠実な正確さを愛してやまなかった。森瑤子というペンネームは彼女の名前からもらったのである」
とまで書いているのに、林氏にとって森は親友ではなかったらしい。

夫アイヴァンや森の母親との軋轢についても、かなりの脚色が入っていたらしいこと。
アイヴァンが頑固で保守的なイギリス人であることは間違いなく真実のようですが
新婚一日目からネクタイをして朝食の卓についたという有名な話は、脚色らしい。
まあ「小説とは根も葉もある嘘である」という佐藤春夫の言葉を何度も引用していた彼女ですから。

次女マリアの言。
「ポルシェを買ったのも、島を買ったのも(夫ではなく)自分が欲しかったから。母の友人に『あなたのママはね、林真理子さんにだけは負けたくなくて島を買ったのよ』と言われたことがあった」
三女ナオミの言。
「(インターナショナルスクールに通っている頃)ママのお弁当は白いご飯にお醤油がかかって海苔一枚のってるだけ」
あれだけ美味しそうにイギリス式家庭料理を作る様を描写し、料理本まで出しているというのに。

森瑤子の最初の婚約者であり、彼女がアイヴァンと結婚してからも、誰よりも理解してくれる男友達としてエッセイなどに度々登場する亀海氏について、北方謙三は
「正直な話、その時に思ったのは、亀海さんは森さんが面倒くさかったんだろうなということ。面倒くさいというか、2人きりになりたくないというのがあって、俺を森さんとの緩衝材にしようとしてるんじゃないかってことです」と。
これも、とても意外でした。

アイヴァンが幼少期に施設にいたことや、カナダ人の恋人のことなど、ここまで書いちゃっていいの?ということも多々。
しかし後味が悪くないのは、著者の森瑤子に対する敬愛の気持ちが根底にあるからなのでしょう。
あのバブルの時代に、最も売れた作家の一人と言われる森瑤子。
彼女が、実は脆いガラスのようなその性格を、ブランドの服や宝石やポルシェやヨットで武装していたのだろうということは、容易に想像がつくことではありました。
そしてあの大きな帽子で。

森瑤子の帽子」 

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ヤなことは見えない

2020年01月07日 | 社会
宝島社のお正月広告を、毎年楽しみにしています。
今朝の読売新聞には、これが。

一番下に小さく、「長寿先進国、おめでとう」と。
近くで大騒動が起きているらしいのに、耳を塞いで知らん顔しているシワシワの意地悪ばあさんの顔が、なんとも剽軽。

宝島社のサイトによると
”とかくネガティブにばかりとらえられがちな長寿高齢化社会ですが、ちょっと視点を変えれば、この時代のとらえかたが変わるかもしれません”


確かにね。
高齢社会の弊害ばかりが指摘されますが、考えてみれば平均寿命が世界一というのは凄いこと。
かつて話したエジプト人から、日本に住んで驚いたのは、昔話にお爺さんやお婆さんがよく出て来ること、エジプトには近所にも親戚にもそんなに老人はいません、と言われました。
世界には、平均寿命が60歳にも満たない国がまだまだあります。

加齢による体力低下を嘆きたくなることもありますが、この広告のお婆さんのように、世の中の問題に知らん顔を決め込んでマイペースで飄々と生きていくことができたら楽しいかもですね。



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「英国の街を歩く 街にあるメッセージを読む」

2020年01月05日 | 
お正月休みに読んだ本のうちの一冊。
英文学者がロンドンや田舎町を歩きながら、路傍の看板や張り紙、人々の声から、英国文化を観察した記録。
言われなければ気がつかないような、独特の英語表現がおかしいです。
ほんの少しだけご紹介を。


トラファルガー広場に寝転がるホームレスの男の看板。
"I love you even you're unkind, selfish, or a politician."
(たとえあなたが不親切で、身勝手で、いや、政治家であっても好きです)
ホームレスで、しかもbegger(乞食)であるのに、この上から目線!
でもクスリと笑いたくなるような文言。


カンタベリーのパブの標示。
"Dogs welcome off leads. Kids must be on leads."
(犬は綱無しでも歓迎、子供は綱をつけるべし)
確かにイギリスの犬はやたらお行儀がよくて、騒ぎまわる子供よりもはるかに利口に見えます。


ロンドンでは自転車盗難も多いらしい。
"Hot spot for cycle crime."
(自転車盗難、頻発場所)
オックスフォード駅前の駐輪場。
"Be aware! Cycle thives operate in this area."
(注意!自転車泥棒の出没エリア)
operateってこんな時にも使うのね。




"There aren't many sheep in Shepard's Bush."
(シェパーズ・ブッシュに羊はたくさんいない)
これは、本には写真がなかったのですが、ネットで検索したら出て来ました。
何のこと?と思ったら、次に
"Get out of London."
Shepard's Bushはロンドン西部の地名で、これはつまり田舎に行けという、
地方へ向かう長距離バスの広告なのだそうです。


ヒースロー空港へ向かうバスの中の注意書き。
"Reportng anything unusual won't hurt you."
(不審なものを通告しても怪我するわけじゃない=不審なものを見かけたら恐れずに通告を)
これ、数年前にバスの中で見かけたのですが、意味がよく分からなかったのです。
納得しました!


「英国の街を歩く」 

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奇跡的で信じられないこと

2020年01月03日 | お出かけ
お正月は息子たちが来て、賑やかに過ごしました。
元旦の夜、注文してあった北海道の蟹が届きました。
お正月から配達なんて申し訳なくて、配達のお兄ちゃんに和菓子を少しだけ、お裾分けしました。
喜んで貰えたら何よりです。
元旦の夜、指定した時間通りに荷物が届く。
日本では当たり前だと思ってしまいますが、海外在住の友人たちから、それがどんなに奇跡的で信じられないことかということを日々聞いています。



暖かった今日はタロウを連れて都心で散歩。
日比谷公園の駐車場に車を停め、公園内の日比谷茶楼でお昼を。
日比谷、銀座辺りには、犬連れ可のカフェやレストランはとても少ないのです。
昔懐かしい昭和のオムライスとナポリタン(とメニューに書いてある)、グリューワインをテラス席で頂きました。



分かりにくいけれど、羽織り袴のような服を着たスピッツ。
日比谷ミッドタウンで。



桜田門の前で。
皇居の辺りは広々として本当に気持ちが良い。
松の木、白砂利、お堀の水、その周りを囲む高層ビル群が陽光にキラキラと輝いていました。

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あけまして

2020年01月02日 | 家庭

おめでとうございます。
年末に岐阜に帰省し、お正月は自宅マンションで迎えています。
これはその道中の新幹線から撮った写真。
はじめ雲に隠れていた山頂が、ようやく出てきてくれました。
ベストポジションでは撮れませんでしたが、なんとか白い頂きが。
右上に入った黒い線は、大井川の鉄橋です。



岐阜の親戚の和菓子屋に頼まれて、我家の長男が考案したお菓子「下剋上鮎」が先月から発売されました。
大河ドラマ「麒麟が来る」にタイアップした商品開発。
メディアが取り上げてくれて結構な話題となり、生産が追いつかないようです。
世の中、何が受けるか分かりませんね。



今年もどうぞよろしくお願い致します。


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