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投稿者 亀ちゃんファン 日時 2011 年 6 月 12 日 15:56:07: GqNtjW4//076U
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(日刊ゲンダイ2011/6/11 発行)
「日々担々」資料ブログ 2011-06-12(00:09)
彼らも一蓮托生 民主党消滅
管政権はなぜつぶれるのか
張本人の仙谷由人は悪党だが民主党執行部の岡田、枝野、安住以下も政治力ゼロのグルである
民主党は何か勘違いしているのではないか。
ここにきて、スッカラ菅首相がついに退陣に至った理由である。
もともと理念もヘチマもない権力亡者が未曽有の大震災を前にして、これでもか、と無能を露呈した。そりゃ、こういう部分も確かにある。確かにあるが、本質ではない。
菅の命運は、昨年7月の参院選で惨敗した時から、とっくに決していたのである。衆参がねじれていれば、法案1本通らない。衆院で3分の2がない民主党は、なす術(すべ)なし。秋の臨時国会は乗り切れても通常国会は行き詰まる。赤字国債を発行する「特例公債法案」があるからだ。これが通らなければ、赤字国債も発行できず、予算を執行できないのである。
これを乗り切るためには圧倒的な国民の支持が必要だ。それを得られて初めて、「国民生活を犠牲にするのか」と野党に迫れる。しかし、参院選でノーを突きつけられた政権が支持を得られるわけがない。
つまり、参院選で惨敗したくせに居座った菅政権は、この時点で「詰んだ」のである。
ふつう、こういう展開になれば、辞任する。しがみつくのであれば、せめて、党内に協力を求める。民主党には希代の剛腕・小沢元代表がいる。頭を下げるしかない。
ところが、菅はどちらの選択もしなかった。権力にしがみつき、なおかつ、エラソーに小沢を排除したのだ。
これがスッカラ菅の運命を決定付けた。逆立ちしたって、長く持たない。政治のプロの目には、もう歴然だったのである。
「権力に居座ったのは菅首相だけではありません。参院選惨敗の最高責任者、枝野幹事長も幹事長代理で残った。反小沢の黒幕、仙谷官房長官(当時)の差し金です。しかも、選挙の負けは『鳩山・小沢の政治とカネ』のせいにするあつかましさで、小沢排除をエスカレートさせていく。ねじれ国会なのに自爆テロのような言動でした」(民主党関係者)
◆実力者を敵に回して党分裂を仕掛ける愚かさ
実力者を敵に回し、わざわざ党分裂を仕掛けるバカがどこにいるのか。菅や仙谷は自民党や米国の回し者じゃないか。そんな疑念すら浮かんでくる。政治評論家の山口朝雄氏はこう言った。
「参院選の責任論を回避し、なおかつ、小沢嫌いの大マスコミを味方につける思惑だったのでしょうが、政治手法としては最悪でした。ねじれ国会で、ただでさえ政権運営が難しいのに、党を分裂させてどうするのか。参院選の敗北は自らの消費税増税発言が招いた自業自得です。その責任も取らず、党内の権力闘争に血眼になった菅首相は結局、政治が何も分かっていなかった。小沢氏は呆れ、自民党はほくそ笑んだと思います」
◆取り巻きもアホばかりでどうにもならず
ま、トップがアホでも、周囲がいさめれば救いはある。しかし、アホなトップはアホな取り巻きを重用するものだ。菅の場合もそうだった。
枝野と代わった岡田幹事長、樽床と代わった鉢呂国対委員長がバカ丸出しで、さらに途中から鉢呂と代わった安住国対委員長が輪をかけてアホだった。
「岡田幹事長は、北海道5区の補選を皮切りに福岡市長選、和歌山県知事選、松戸市議選、茨城県議選、愛知県知事選、統一地方選と、ありとあらゆる選挙に負け続けている。それなのに責任を取るどころか、小沢元代表の処分に入れ揚げた。理念なき小沢切りは党内の反発を招き、大混乱。当事者能力の欠如は目を覆うばかりでした。鉢呂国対委員長は機能不全で、野党から協力を取り付けるどころか、次々に問責決議案を可決されてしまう。次の安住国対委員長は人の話も聞かず、礼も言わず、頭も下げない。案の定、野党はどこも協力せず、政権運営は行き詰まった。政治の動かし方も知らないくせに、実力者を排除し、党を分裂させた菅首相と現執行部が、民主党をぶっ壊したのです」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)
これなら、自民党は楽チンだ。参院がねじれている上に、民主党は小沢がいなけりゃ、ただの素人集団だ。
な~んにもせず、自滅するのを待てばいい。そして、その通りの展開になったのである。
◆この期に及んで小沢排除を続ける執行部の狂気
どんな組織でもこうした事態になれば、さすがに自分たちの愚かさに気づくものだ。ところが、民主党執行部は、いまだに自分たちの誤りを認めず、頬かむりしている。周囲も小沢グループを除いて「音なし」だから、どうにもならない集団だ。
小沢切りに走った黒幕、仙谷官房長官は問責決議案が可決された後も代表代行におさまり、後任に参院選惨敗の責任者、枝野を据えると、震災のドサクサに紛れて官房副長官に返り咲く。陰の官房長官を気取り、ポスト菅でも暗躍しているのは周知の通りだ。
岡田幹事長は自分の無能を恥じるどころか、小沢排除をエスカレートさせ、今年2月、ついに無期限党員資格停止にしてしまう。ルールでは最大6カ月だったのに勝手に変更したのである。怒った16人が会派離脱したが、こうしたことが今度の不信任案の下地になった。
誰がどう見たって、岡田執行部の不手際なのに、彼らはあろうことか、不信任案が可決しそうになると、例の「ペテン退陣表明」を10人がかりで練り上げ、それが国民から総スカンを食らった後もイケシャーシャーとポスト菅の謀議を続けているのだ。
◆無能集団がポスト菅で謀議のアホらしさ
「彼らがやっていることは子どもだましで、全国民が呆れ返っていると思いますよ。本来ならば、菅首相と一緒に退陣ですよ。ところが、小沢グループに権力を渡すと自分たちがパージされてしまうので、ポスト菅も仕切ろうとしている。そのために自民党に協力を呼びかけ、大連立を画策している。復興復旧のためには、今度こそ、挙党一致が必要なのに、仲間を切り捨て、自民党に擦り寄るなんて、どうにもならないさもしさです。大連立の首謀者、仙谷官房副長官を見ていると、自分の保身のためには誰とでも握る悪代官を連想する。彼に小沢氏の政治手法を批判する資格はありません」(政治ジャーナリスト・野上忠興氏)
そんな悪党、仙谷に政治力ゼロの枝野や岡田、安住が連なり、どんどん、民主党をぶっ壊している。マンガみたいな話だ。
新聞はポスト菅で「野田財務相が浮上」と書いている。主流派が一本化したと解説している。「主流派って何だ?」と思ったら、岡田や仙谷、枝野、安住だそうだ。お笑い草ではないか。小沢を切って、結局、どうにもならずに自爆した無能集団がポスト菅を仕切るアホらしさ――。
彼らが生き延び、再び、権力を握ろうとすれば、民主党は確実に消滅していく。
まだそれに気づかないバカにつける薬はもはやない。