日本の情報空間をゆがめている元凶のNHK
本日、午後6時半より、東京池袋の豊島公会堂において、「小沢一郎議員を支援する会」主催のシンポジウムが開催される。
テーマは「小沢一郎政治裁判は何をもたらしたか」であり、国会議員も多数出席の予定である。
日本の民主主義は文字通りの危機に直面している。
主権者である国民の意思を反映する政治が破壊され、特定の権力者が日本の情報空間を支配することを通じて、主権者である国民をコントロールしてしまうという事態が生まれている。
The tail wag the dog.
という言葉がある。「尻尾が犬を振る」ということで、本末転倒という意味になる。
国民が存在し民意が形成されるのが本来の姿だが、何者かがメディアを通じて民意を創作し、これを国民に押し付けるという「本末転倒」が展開されている。
この「本末転倒」を是正して、民主主義の本来の姿を取り戻さなくてはならない。
2009年8月の総選挙を通じて、政権交代の大業が成就した。この偉業を為し得た原点に回帰し、誰が何を何のためにしてきたのかを確認しなければならない。
本日のシンポジウムの概略を以下に記す。
詳しくは「小沢一郎議員を支援する会」サイトをご高覧賜りたい。
http://goo.gl/8YknQ
2006年4月に小沢一郎氏が民主党代表に就任したことを契機に、民主党の大躍進が始まった。衆院補欠選挙に奇跡の逆転勝利を収め、翌2007年7月には参院選で大勝して参院第一党の地位に躍り出た。
大連立騒動、日銀人事、民主党代表選など、小沢氏に対する揺さぶりは続いたが、小沢氏は持ちこたえ、決選の総選挙が秒読み態勢に入る2009年を迎えた。
ここから、敵は目的のためには手段を選ばぬ暴挙に突き進んだ。
西松事件、陸山会事件、小沢氏起訴事件の三大事件が人為的に創作されていった。
メディアが巨大広告支援活動を展開した「みんなの党」が結党されたのは2009年8月だった。
これらの総攻撃にも関わらず、民主党は政権交代の偉業を成功させた。
2009年9月に鳩山由紀夫政権が誕生したのだ。
しかし、政権交代が実現して以降、新政権に対する攻撃はさらに熾烈を極めた。
そして、鳩山政権は2010年6月2日に内閣総辞職に追い込まれた。
民主党内に潜んでいた利権複合体勢力が暗躍して、政治権力を強奪した。そのクーデター政権が菅直人政権であり、その流れを受け継いだのが野田佳彦政権である。
利権複合体とは言うまでもない。米国・官僚・大資本のトライアングルおよび、これと結託する利権政治屋と御用メディアのことだ。
いわゆる悪の五角形=「米官業政電の悪徳ペンタゴン」である。
庇を貸して母屋を取られたのが小沢-鳩山ラインである。
小沢-鳩山ラインには形成を再逆転するチャンスがあったが、利権複合体の画策により、権力奪還が実現せずに現在に至っている。
2010年9月民主代表選、2011年6月菅内閣不信任決議、2011年8月民主代表選が形成再逆転のチャンスだったが、さまざまの不正手段、謀略手段により、権力奪還は実現しなかった。
そして、2012年6月26日、消費増税法案が衆院本会議で採決された。
正統な民主党議員は消費増税法案に反対し、遂に民主党を離党して新党「国民の生活が第一」を創設した。
次の総選挙では、この勢力が選挙の核になるべきであり、ならねばならないが、メディアはこの新党を一切報道しなくなった。
日本の政治を歪めている元凶がいくつもあるが、その重要な一角を担っているのがNHK=日本偏向協会である。