徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

会社は誰のもの??-その2-

2006年01月20日 09時18分53秒 | 会社は誰のもの

昨日の続きです。
「市場経済」の発達は、貧富の差が大きくなります。
日本でもアメリカのように上位1%の人が国富の半分近くを占有するようになるかも知れません。

勿論、資本主義の世界では、貧富の差があっても構わないのですが、あまり酷い差は、社会的不平等を与えます。

つまり、資本主義も危ない段階に来ていると考えられます。

歴史的関知からすれば、最近の世界は「欧米諸国にしてやられた」と言えます。
いくらアジアやアフリカ、中南米が力んだところで欧米の敵ではなかったのです。
ルネッサンスから宗教革命、科学革命、そして産業革命が「ヨーロッパで起こった」と言うのが決定的です。


 ジエムス・ワット         ルター

とりわけ産業革命は、世界史上最大の事件で、これによって欧米が世界を支配するようになったと言っても過言ではありません。
このように世界はヨーロッパ、20世紀にはヨーロッパを継いだアメリカに「してやられた」のです。

しかし、5世紀から15世紀までの中世は、そうではありませんでした。
アメリカは歴史の舞台にも登場していませんし、ヨーロッパ諸国も狭い土地の争いの抗争を続けており、無知と貧困との闘いでした。

一方日本では、文化的に充分に洗練された文化を持っていました。
勿論、これらの文化は中国を初めとする東南アジアの諸国から取り入れてきましたが、日本独自の文化を開発していったのです。

当時のヨーロッパは、文学においても数学においてもレベルは低く、1500年時点でも統一された国はなく、この間は非常に遅れていました。

この遅れたヨーロッパに革命が起こり、現在の世界情勢になったのですが、その綻び(ほころび)がやってきたのです。