昨日から、関西の交通機関の切符が広範囲に亘ってICカードが使えるようになりました。
しかし、この”サービス”には、利便性だけではなく、余程注意をして購入する必要があるようです。
”PiTaPa”は、関西の49事業者が加盟する交通機関のスルッとKANSAI協議会の共通仕様によるICカード乗車券”Postpay Ic for Touch and Pay”の略です。
”Postpay”は、ペリペイドの逆で「後払い」という意味です。
特徴は、今までのスルッとKANSAI(ラガールカード、ラクヤンカード等)と違って、改札機をタッチするだけで改札が通れ、チャージ(入金)も不要で代金は後払いで、尚且つショッピングでポイントが貯まるというものです。
この2月1日からは、今までの阪急、京阪、能勢電鉄以外に阪神、大阪地下鉄、大阪モノレールなどが増え使用範囲が拡大したものです。
”ICOCA”は、JR西日本が導入しているものですが、JR西日本は、スルッとKANSAI協議会に加盟しておらず、もともと「Jスルーカード」には、互換性がありません。
が、昨日からは、JR西日本のICカード「ICOCA」と相互利用が出来るようになりました。
しかし、ここで注意しなくてはならないのは、”PiTaPa"は後払いであり、”IKOKA”は、先に金額をチャージしなくてはなりません。
共通に使用出来ますが、先にどちらを購入するかによって、使い方が代わることを認識しておかなくてはなりません。
その他に、「PiTaPa」以外に、各電鉄が独自に発行しているICカードがあり、阪急では、「HANA PULSカード」、京阪では「e-Kenet」などは、クレジット、キャシング各機能がついています。
申し込みは、各電鉄のICカードは、電鉄の主要駅で受付(申込み時引き落としの口座が必要でカードが郵送されてくるのが1~3週間掛かります)していますが、「PiTaPa」は、協議会に郵送しなくてはならないと言う購入時の不便さがあります。
その点、「ICOCA」は、その場で買えて、すぐ乗れ、東京の「Suica」エリアでも使用出来ます。
どちらが良いのか、紛失した際の危険性をも考える必要がありそうです。