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日本人のDNA -その1-

2006年02月06日 10時26分07秒 | 日本人のDNA

日本人は、原日本人系(縄文人)と渡来系の二重構造の混血です。
この原日本人系は、アイヌと沖縄の人々が人類学的にもDNA分析でも縄文人に近くて、近縁関係にあると証明されています。

また、縄文人に近いとされているアイヌの人々と沖縄の人々におおいタイプの割合日本で24.2%、韓国で19%、中国では12.1%ですが、この微妙な差が何か国民性の違いの秘密があるように思われるのです。

アイヌや沖縄の人々の価値観は、自然と共生にあるとされており、それが日本人の原点でもあるのです。

これを基本に、日本人が古来から持つ「情緒」とか、伝統に由来する「形」が生まれたのです。 これらを見直すことによって、日本人の本質とこれからの生き様が見えてくると思います。

昭和の初め頃、イギリスの大使館の外交官のある夫人が東京に8年間住んだ時の記録に「自然への感受性や美を感ずる心と言う点では日本人に勝る国民はないでしょう」と書いています。


葛飾北斎の富嶽三十六景

その夫人が一時帰国して、日本に戻る船で富士山を見た時「富士山はむしろ夢であり、詩であり、インスピュレーションです。久しぶりに見た瞬間、心臓が止まるようでした」とも書いています。

日本人が美的感受性が優れているのは「富士山が美しいから」だけではないのです。多くの日本人は、富士山を直に見ていませんが、この自然に対する繊細な感受性を持っていたことは確かなようです。