2月11日、雪。
札幌を9時19分発の特急”北斗8号”で函館に行き、そこで”スーパー白鳥28号”に乗り換え、青函トンネル内にある吉岡海底駅へ(14時39分着)。
ここには、事前の整理券を持っていなくては降りられません。 降りたのは、いかにも鉄道オタクと思しき20代~30代の青年ばかり7名で、我々二人は、なにか場違いな感がしました。
この吉岡海底駅は、3月のダイヤ改正で停止が出来なくなります。
と言うのも、愈々北海道新幹線の工事が始まるのだそうです。 開通には、まだ8年程かかるそうです。
ただし、冬休みや春休み等の時期に子供たちの、”ドラえもん列車”が走ります。
トンネルの大きさは、新幹線が通る大きさになっていますが、ケージ(線路巾)が在来線の狭軌に対して新幹線用の広軌を新設されます。
トンネルの構内は、まるで蜘蛛の巣のように通路が入り乱れており、案内人の先導なくしては到底”迷子”になってしまいます。
この吉岡海底駅や竜飛海底駅を”ゾーン539”と呼ばれており、この青函トンネルの長さが53.85Kmあることから名付けられています。
構内には、安全の設備も完備されており、ドラえもんの遊び場もあります。
建設当時の掘削設備や道具も展示されています。
2時間足らずの見学時間中にトンネルを通過する列車は、轟音をとどろかせ狭いホームから見ていると吸い込まれそうになります。
そのホームも新幹線が通るために、今でも狭い(1mほど)ホームがより狭くなるようです。
八戸行きの”スーパー白鳥32号”が定刻(16時36分)に迎えに来て、再び乗車して、吉岡海底駅を後にしました。