今日11月8日は、”立冬”です。
今年は、平均気温より高めの日が続き、比較的暖かでした。
が、今朝は、立冬ということでもないのでしょうが、やっと平均気温に近づき、肌寒い日となりました。
”立冬”とは、二十四節気の一つで、霜降から数えて15日ごろで、立冬は冬の始まりのことです。
”立”には、新しい季節になるという意味があるそうです。
この二十四節気は、以前にも書いたのですが、太陰暦を使用していた時代に季節をあらわすための工夫として考え出されたものです。
1年を24に等分し、その区切りと区切られた期間に付けられた名前で季節の節目を示す言葉として使われています。
昨年 訪れた光明寺です。 これから”もみじ”が鮮やかな季節となります。
二十四節気で、立冬の次は11月22日の小雪、次が12月7日の大雪と続きます。
11月は「霜月」とも云われ、霜降り月の略です。
他に「神楽月」「神帰月」「雪見月」「雪待月」「鴨月」「露隠葉月(つゆこもりのはづき)」とも云われ、季節をあらわす言葉で、昔の人は中々風流です。
この日から暦の上では冬となります。
ここからは、「木枯らし」「時雨(しぐれ)」「小春日和」という言葉が季節にピッタリとします。
いずれも、晩秋から初冬にかけての言葉です。
「木枯らし」は、北よりのやや強い風のことです。
厳密には、冬型の気圧配置になって、北または西北西の風が吹き、最大風速8メートル以上で、日中の気温が前日より2~3℃低くなることが条件です。(気象庁)
「時雨」は、やはり晩秋から初冬にかけて、一時的に風が強まり、急に降っては止む雨をいいます。
一般的に、時雨は「過ぐる」から出た語で、通り雨の意で、雲が去り、雨が止み、すぐに陽が射して虹がかかることがあります。
「小春日和」も晩秋から初冬にかけて、春のように暖かく、穏やかな陽気になることがあります。
”小春”とは、陰暦10月の異称で、今の暦では大体11月から12月の上旬にあたります。
春の季節と間違うことがありますが、この言葉は、今頃に使う言葉なのです。
干し柿もこの季節の風物です