来春のダイヤ改正を機に、寝台特急「日本海」(大阪ー青森)を廃止する方針だそうです。
利用客減少や車体の老朽化が理由です。
ブルートレインは、最近、次々に廃止されています。
2008年に京都発着の「なは」「あかつき」、2009年には東京発着の「はやぶさ」「富士」が廃止され、現在はこの「日本海」と、上野駅発着の「あけぼの」「北斗星」が残るだけとなりました。
「日本海」の廃止で、関西を発着するブルートレインの寝台特急は全て姿を消します。
大阪発の寝台特急は、不定期発着の「トワイライトエクスプレス」だけとなります。
ブルートレインとは、基本的には20系となった「あさかぜ」以降の「固定編成専用の青い寝台客車を使用した特別急行列車」とされています。
1970年後半から国鉄の運賃値上げと航空機や新幹線、高速バスの普及などで寝台列車の衰退が始まっていました。
それでも、国鉄は新形式車両を登場させ、PR作戦が功を奏して、撮り鉄などの人気もあり、一時はブルートレインブームもあったのですが・・・・
バブル景気とともに豪華列車「トワイライトエクスプレス」や「カシオペア」の登場させ、ここに車体が青色のブルートレインという構図が崩れました。
この「日本海」は、1968年10月に運行開始し、88年の青函トンネル開業時は一時、北海道・函館を発着するなど、観光客やビジネス客の人気を集めた。
今も片道約15時間かけて1日1往復運転されているのですが・・・・・。
JRは、「日本海」を季節列車として走らせる案も検討しているそうです。
来年のダイヤ改正でどのようになるか、気になるところです。