徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

日本人のDNA -その2-

2006年02月18日 08時30分49秒 | 日本人のDNA

日本人の繊細な美的感受性は、世界の人々が認めるところです。
現在の日本人には、分からないと思われますが、生活の隅々まで沁みこんでいるのです。

日常のお茶を飲むのを考えても、イギリス等西欧諸国ではみんなマグカップにドボドボと注いでガブ飲みをします。
しかし、日本では茶道というものにしてしまいます。

 
     茶道                  華道

花の活け方も、日本では華道にしてしまいます。
字を書くのでも書道にしてしまい、何でも芸術にしてしまいます。

 
 漢字を真似してあっという間に訓読みと万葉かな、続いて平かな、カタカナを発明して完全に日本のものとしてしまいました。                          

柔道や剣道でもとかを重視します。
諸外国の格闘技とはだいぶ趣(おもむき)が違うようです。

自然への繊細な感受性を源泉とする美的情緒が、日本人の核となっているのです。
「悠久の自然とはかない人生」という対比の中に美を感じると言う類(たぐい)まれな能力も日本人にあるのです。

日本という土地には、台風や地震や洪水など、一年を通じて自然の脅威が絶えません。 他国より余計に「悠久の自然と儚い人生」と言う対比を感じやすく、「無常観」というものを生みやすい風土なのです。

 


本番で120%の力を発揮するには・・・・

2006年02月17日 12時41分23秒 | 芸術・水彩画

旅行中から、トリノ冬季オリンピックが開催されていますが、中々日本選手の実力が発揮出来ないようです。 
期待感が強いほどその力が発揮出来ないのは、本当の実力がないのでしょうか? 
まさか、まさかが多いように思います。
本番の舞台での実力を発揮するのは、どんなに自信のある人でも困難なようです。
それ程、甘くはないのです。


 今日の絵は、「尼崎・寺町界隈」です。 F8号

プロ野球もキャンプが盛んに行われており、今月末からオープン戦が始まります。
今は、本番に向けて、実力を養成しています。
阪神タイガースも昨年が良かったからと言って、今年も良いとは限りません。
期待すればするほど、その結果を求めます。
勝負の世界は、結果がすべてです。

ではどうすれば、日ごろの実力を発揮することが出来るのでしょうか?
あるアナウンサーの話では、なんといっても場数を踏むこと、そして失敗を重ねることで自分の実力の程度を知ることと言っています。

そして、自分を強力にアピールするには、集中出来る環境を整えることとも言っています。 スポーツの世界では、その集中出来る環境を整えることは、難しいと思います。が自分の居心地の良い状態にすることは、ある程度出来るものではないでしょうか?

しかし、勝負事では、それに運も伴わなくてはならないようです。

 


札幌旅行記ーその4- 吉岡海底駅

2006年02月16日 09時06分40秒 | 旅行・観光

2月11日、雪。
札幌を9時19分発の特急”北斗8号”で函館に行き、そこで”スーパー白鳥28号”に乗り換え、青函トンネル内にある吉岡海底駅へ(14時39分着)。

 

ここには、事前の整理券を持っていなくては降りられません。 降りたのは、いかにも鉄道オタクと思しき20代~30代の青年ばかり7名で、我々二人は、なにか場違いな感がしました。 
この吉岡海底駅は、3月のダイヤ改正で停止が出来なくなります。
と言うのも、愈々北海道新幹線の工事が始まるのだそうです。 開通には、まだ8年程かかるそうです。
ただし、冬休みや春休み等の時期に子供たちの、”ドラえもん列車”が走ります。

 

トンネルの大きさは、新幹線が通る大きさになっていますが、ケージ(線路巾)が在来線の狭軌に対して新幹線用の広軌を新設されます。

トンネルの構内は、まるで蜘蛛の巣のように通路が入り乱れており、案内人の先導なくしては到底”迷子”になってしまいます。
この吉岡海底駅や竜飛海底駅を”ゾーン539”と呼ばれており、この青函トンネルの長さが53.85Kmあることから名付けられています。

 

構内には、安全の設備も完備されており、ドラえもんの遊び場もあります。
建設当時の掘削設備や道具も展示されています。

2時間足らずの見学時間中にトンネルを通過する列車は、轟音をとどろかせ狭いホームから見ていると吸い込まれそうになります。
そのホームも新幹線が通るために、今でも狭い(1mほど)ホームがより狭くなるようです。

八戸行きの”スーパー白鳥32号”が定刻(16時36分)に迎えに来て、再び乗車して、吉岡海底駅を後にしました。


札幌旅行記ーその3- 雪まつり

2006年02月15日 10時06分48秒 | 旅行・観光

2時間ほどの小樽市内見学を終え、再び札幌に戻り、遅い昼食の札幌ラーメンを食べました。 札幌駅前のホテルにチャックインを済ませ荷物を置いて愈々札幌雪まつり会場へ。

途中の旧北海道庁を見て、西11丁目の会場から見る事にしました。

 旧北海道庁

雪まつりの会場は、西1丁目から西11丁目までありますが、西11丁目からテレビ塔のある西1丁目まで見て歩き、テレビ塔に登り、その時分(午後5時頃)に雪像に火が入りイルミネーションの美しい姿を見ることが出来ました。

 

明るい時は、思っていたほど人出が少なく、イルミネーションが灯る時には、人出も多くなってきました。

  
 

感じた事 その1
気温は、氷点下ですが、寒さは思ったほど体感的に感じませんでした。 ホッカロンを背中と足元に入れたお陰かな!!!

その2
テレビや写真で見る雪像は、表面だけですが、その雪像の裏は、表以上の厚さがあり、裏は、表よりかなり多くの雪が使われていました。

その3
雪像の大きさは、想像していたほど大きくなく、それより大きな雪像の周りには多くの小さな雪像があり、その方がユニークで楽しいものでした。

  

その4
新雪を踏む
と、まさに片栗粉を踏むようで、ぎゅっ、ギュっと音がするのは、子供心を湧きたてます。

その5
関西では、ルミナリエにもありましたが、この雪まつりには、屋台と言うものがなく、その点すっきりした風情です。

 テレビ塔から

なにしろビデオとデジカメと携帯で写真も撮らなくてはならず、足元にも気を付けての見学は、正直疲れました。


札幌旅行記ーその2- 小樽

2006年02月14日 09時21分36秒 | 旅行・観光

2月10日、寝不足の僕らを乗せた北斗星1号は、定刻の9時18分、札幌に着きました。
そこで荷物をコインロッカーに入れ小樽に行く予定が、小樽は昨晩から吹雪が強く、小樽行きの列車が止まっていますとのアナウンサーが流れ、一時は小樽行きを諦めました。

 小樽駅にて

初発の列車が10時15分に各停が出るとのアナウンサーがあり、とも角行ってみる事にしました。 
行っても吹雪いていれば折り返し引き返す覚悟で乗り込みましたが、2両連結の車両は、満員で、さながら通勤列車となり、快速で40分程のところが1時間以上掛かり、乗客の殆どが観光客と思しき人達でした。

小樽は、雪は軒まで積もっていましたが、時々薄日が差していました。が雪に慣れないものとしては、どこが道路か分からない状態で、わずかにタクシーが列をなしているところだけは雪が除雪されている状態でした。

当初の計画では、歩いて見学出来る範囲でしたが、小樽から札幌に引き返す列車(13時19分)の確認をして、とも角タクシーで周ることにしました。

 
旧日本銀行小樽支店          小樽運河に沿っての古い倉庫群
小樽が栄えた時代の建物

道路の両側は雪が軒まで積もり、道路は雪で埋まり、車1台通るのがやっとの状態でした。
とも角、目当ては、運河明治時代からの建物を見ることですが、下車しても肝心の建物は、雪に埋まっており、撮影もままならない状態でした。

 
 小樽市内                鰊御殿と言われる貴賓館


市街地は、観光客を乗せたタクシーだけが動いているだけで、後は運転手まかせで観光をすまし、札幌へ折り返しました。


札幌旅行記ーその1- 北斗星

2006年02月13日 10時20分37秒 | 旅行・観光

昨日、3泊4日(一泊は車内泊)の札幌・小樽の旅行は、計画通り、無事帰る事が出来ました。
何時もの事ながら、旅行は計画を立てることの楽しさそしてその計画通りに消化して行く楽しさ、又そのハプニングや想定外の出来事を直面してゆく楽しさもあります。

特に今回の旅行には、雪と時間との闘いでもありました。

北斗星のヘッドマーク

出発は、当初の計画の大阪発のトワイライトエクスプレスを上野発の北斗星に変更したのは、今から思えば正解でした。日本海側周りのトワイライトは雪のため、かなり遅れていたようです。
飛行機で千歳までは、2時間足らずですが、わざわざ夜行寝台の北斗星の16時間以上掛けての旅程は、列車の旅の満喫を味わうのが目的でした。
「北斗星1号」には、食堂車やロビー車、シャワー室などがついて、さしずめ動くシティーホテルという振れ込みです。

 
 食堂車内               デユエット内部(個室で千錠出来ます)

それに、JRの「フルムーン」では、長距離になれば成る程、割安になります。
「フルムーン夫婦グリーンパス」は、夫婦二人の年齢が88歳以上JR全線のグリーン車、A,B寝台車、個室寝台車はヂュエット(「なは」「北斗星」に連結)が利用出来ます。但し東海道新幹線の「のぞみ」や豪華寝台列車の「カシオペア」などは、利用できませんが、5日間の連続日の使用で、例外の列車以外のほとんどのグリーン車をいくら乗っても定額(二人で80500円)です。

 
 上野駅13番線ホームの待合所     北斗星のマーク

と言うことで、9日は、新幹線「ひかり」で東京に出て、上野駅から札幌まで、北斗星にし、小樽の往復や帰りの札幌から函館経由八戸からの東北新幹線も全てグリーン車を利用しました。但し、グリーン指定券は事前に購入しておく必要がありますが、飛び込みでも、グリーン指定は、案外空いていますので予定の変更があっても余裕があります。

想定外としては、「北斗星」の通常の振動は、良いのですが、列車の振動が時々大きく揺れ戻しを起こし、睡眠を邪魔されたことでしょうか・・・・・